米国ミシガン州発: 3DプリンターベンダーEnvisionTEC はこのほど、初心者向け新型デスクトップ3Dプリンター「 Aria 」を発表した。
「 Aria 」は DLP 型のデスクトップ3Dプリンターで、同社初のエントリーモデル製品。エントリー向けながら同社独自技術のマイクロプラットフォームおよびファームウェアを標準搭載してダウングレードしたデスクトップ3Dプリンターであり、価格も同社製品としてはかなり廉価な6,999 米ドル に設定されている。
「 Aria 」の最大造形サイズは 65 x 40 x 100 mm で、工業向け製品と同じ2軸スライド機構および材料トレイ、光学ガラスレンズの UV LED ライトを搭載。Z軸方向の解像度は使用素材に応じて 25, 35 / 50 μm に設定可能。同社独自制御ソフトウェアパッケージ「 Perfactory Software Suite and Magics 」も同梱されている。
同社によると、「 Aria 」は宝飾品をはじめ玩具や模型などの一般消費者向け製品、部品製造用途に最適なデスクトップ3Dプリンターだとしている。
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ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州発: 11月12-17日までフランクフルト市内で開催された工作機械関連の国際見本市「Formnext 2017」で、3Dプリンターベンダー大手 Trumpf GmbH & Co. KG は新型金属加工用3Dプリンターシステム「TruPrint 5000 」を発表した。
「TruPrint 5000」はレーザー金属溶融技術( LMF )ベースの金属加工専用3Dプリントシステム。全ての溶接可能金属で直径 300 mm、高さ 400 mm の範囲で複雑な形状の部材を製造でき、また3点レーザービーム照射機構や造形シリンダー部の脱着自動化を実装し、中型製品の連続製造の効率化を実現している。
Trumpf はレーザー加工技術などを全て自社調達可能な強みを生かして、SLM Solutions、GE subsidiary Concept Laser、EOS、3D Systems といった大手競合他社相手に成長し続けるレーザー3Dプリント市場シェア拡大を狙う。
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ドイツ発: 大手安売りスーパーチェーン Aldi は 11 月 19 日以降、同社ブランドの格安3Dプリンターの販売を開始する。
同社によると、自社ブランド3Dプリンターは金属フレームの FDM 型デスクトップ3Dプリンターで、販売価格は 299.99 英ポンド。同社では、同3Dプリンターは 900 英ポンドと同等の性能を有するとしている。
Aldi モデル新型3Dプリンターの最大造形サイズは 20 x 20 x 18 cmで、SD カードからの直接プリントも可能。LCD タッチ画面とステップ式操作ウィザードで3Dプリンター初心者にも配慮された仕様となっている。
Aldi はまた自社ブランドの 55 インチ 4K テレビも 11 月 23 日より販売する。販売価格は 429.99 英ポンド。オプションで Bluetooth ワイヤレスサウンドバー( 129.99 英ポンド )も追加できる。同社は 11 月第 4 金曜の「ブラックフライデー」以降の年末商戦に向けた目玉のひとつとして位置付けている。
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米国発: 米国の研究者らのグループはこのほど、3Dプリントステンレス鋼の強度が従来の約 3 倍に高まる条件を発見したと Nature Materials 電子版上に発表 した。
発表したのは国立エイムズ研究所、ジョージア工科大学およびオレゴン州の研究者らのグループ。従来の SLS などのレーザー焼結法で3Dプリントされた金属製品には強度不足になりやすいという欠陥があった。今回、同グループが発見したのは、ある条件下で3Dプリントを行うと、オーステナイト系ステンレス鋼 316L の強度が約 3 倍に向上する、というもの。
同グループによると今回の発見は偶然の賜物で、異なる金属薄板とパウダーを使用して3Dプリントしていたところ、ある一定の条件下で強度が高まる現象を発見したという。具体的には、金属組織内部の構造変化により降伏強さと延性強度が従来の限界より向上したことを確認したとしている。
同グループの次の目標は高性能計算( HPC )を用いて次世代ステンレス鋼の性能予測および基盤インフラ改善のための予測モデルを構築することで、ステンレス鋼以外の他の合金鋼の潜在能力開発も視野に入れる。
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日本発: 株式会社 大林組( Obayashi Corporation )はこのほど、特殊セメント素材インクをロボティクス技術で自動的に積層する3Dプリント建造法を開発したと発表した。この種の3Dプリント建造技術しては日本で初めてとなる。
同社によると、使用素材はデンカ株式会社( Denka Co. Ltd )の開発した特殊モルタルインクで、エクストルーダーから吐き出された直後に固結するため型枠不要で安定した積層が可能で、省力化 / 工期短縮、低コスト化が実現できるとしている。型枠製作の必要がないため、同社では従来工法より複雑かつ自由なデザインでの建造を可能にする可能性があると期待する。この特殊インクは7軸のロボットアームを実装した専用3Dプリンターから吐き出されて自動積層される。ロボットアームへの動作指令をコンピューターに入力した作業プログラムの自動実行によるオフラインティーチング機能も搭載し、工期短縮に貢献している。
同社が今回の発表用に試作したのはアーチ形状の橋。500 x 250 x 500 mm のブロックを約 15 分でプリントアウトし、それを組み合わせて小さなアーチ橋を建造した。ただしこの新開発の建築用3Dプリンターは現時点ではまだ試作段階であり、同社では今後さまざまな改良を実装する計画だとしている。
建築用超大型3Dプリンターはイタリア WASP 社の建設用超大型デルタプリンターなど、世界各地で実用化に向けて開発が進められている。
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米国カリフォルニア州発: HP Inc. ( NYSE:HPQ )は先週、パロアルト市内の本社で開催されたセキュリティカンファレンスで、金属3Dプリント市場への本格進出を早ければ 2018 年にも計画していることを明らかにした。
同社3Dプリント部門社長 Stephen Nigro 氏は、新方式による金属3Dプリント技術を提供することで、「金属3Dプリント方式を大量生産の主力へと一変させるだろう」とコメントしている。
また同氏は、同じく 2018 年度に樹脂素材向け3Dプリンターに「高耐久構造のフルカラー3Dプリントパーツ」が製造可能な新製品を投入予定だとも語った。
昨年、同社は独自技術 Jet Fusion を搭載した自社製としては初めての3Dプリントシステムで総額 12 兆米ドルとも言われる製造分野市場に参入している。
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オーストラリア・クイーンズランド州発: 今から60年以上前、実業家 Richard Frank Tunley 氏が制作した視覚障がい者のための「点字地球儀」は、同氏が遺した数々の作品のうち現在もなお学習ツールとして重要な位置を占めている。こうした同氏の功績を顕彰して、クイーンズランド州立図書館 ( SLQ )およびクイーンズランド州図書館財団は共同事業としてこの「点字地球儀」を3Dプリントで復刻する運びとなった。
「点字地球儀」は制作者 Tunley 氏が木製の球体表面に金属板を貼り付けて陸地を示したり、点字説明を付している。SLQ 技術者らは州から約 10,000 豪ドルの支援を受け、この3Dプリントレプリカを製作する。オリジナルは写真測量法で全方向から撮影し、その画像データを基に3Dモデル化して、それをプリントアウトするという。オリジナルは木製球体と金属板でできているが、3Dプリント復刻版はプラスチック樹脂製になる。それ以外はオリジナルとまったく同じように手で触って大陸の位置などを確かめたり回転させたりできる。
同図書館司書兼 CEO Vicki McDonald 氏の話「Tunley 氏の遺したこの点字地球儀は一般には知られていないものの、わが州にとっては掛け替えのない財産。今回の3Dプリントによる復刻事業は次世代にクイーンズランドの歴史を再発見し、触れてもらう機会を提供するものであり、われわれの取り組みに対し資金提供してくれた全ての方々には大変感謝している」。
オリジナルは経年劣化が進んで脆くなっており、保存処置を施されたうえで同図書館内で 12 月から開催される館内展示会で展示される予定。
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