2018年3月24日土曜日

Massivit、高速造形大型3Dプリンター「 Massivit 1500 Exploration 」を発表

イスラエル発:産業向け大型3Dプリンターベンダー Massivit 3D Printing Technologies はこのほど、新型3Dプリンター「 Massivit 1500 Exploration 」を発表した。

「 Massivit 1500 Exploration 」は2016 年に同社が発売したフラッグシップモデル「 Massivit 1800 Exploration 」の下位製品。「 Massivit 1800 Exploration 」の最大造形サイズは 145 x 117 x 180cm なのに対し、こちらは 145 x 117 x 147 cm。上位製品と同様、中空構造の軽量オブジェクトの出力が可能で、POP ディスプレイ用3D造形物に最適な製品だとしている。3Dプリント技術は同社独自の「ゲル分配プリント」方式。垂直方向 250 mm / sec、Z 軸方向 300 mm / h という高速プリントが特徴。

「 Massivit 1500 Exploration 」は今月 24 日まで開催のデジタルサイネージの見本市「 ISA Sign Expo 2018 」でお披露目された。

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2018年3月18日日曜日

音質は落とさず耳を保護できる3Dプリントイヤプラグが登場

ベルギー発:アントウェルペン市に本拠を置くスタートアップ Loop bvba はこのほど、耳鳴りを軽減する3Dプリントイヤプラグ( 耳栓 )を発表した。

同社によると、見た目の悪い従来の耳栓の欠点を解消するお洒落なイヤプラグを作るために3Dプリント技術を採用したという。この3Dプリントイヤプラグの音響チャネルはオランダの聴力保護具トップメーカー Dynamic Ear Company が開発したもので、音楽など必要とする音のみ耳に通し、それ以外のノイズはカットするよう設計されており、耳に入る音楽は高音質が維持される画期的製品としている。カラーバリエーションはゴールド、ブルー、レッドを含む8色が用意されるなど、どんな服装でもフィットするような製品作りがなされている。

世界保健機関( WHO )の統計によると、ライヴやクラブなどの大音響のために耳になんらかの問題を抱える若年層は3人に1人にのぼるという。それでも若者は耳栓をしてまで外出しようとは考えない。同社は高音質かつクールデザインのイヤプラグ製品で、この流れを変えたいとしている。

3Dプリントイヤプラグはシリコン製の予備イヤチップが 4 本、フォームタイプのイヤチップが 2 本、およびレザーの携帯ポーチ付き。販売価格は 29.95 ユーロ。

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2018年3月10日土曜日

独レーザー技術研究所が LMD 3Dプリントの欠点を克服する自動計測システムを開発

ドイツ発:フラウンホーファーレーザー技術研究所( Fraunhofer ILT )はこのほど、レーザー粉体肉盛法( LMD )の欠点を克服する新しいインライン自動計測システムを開発した。

レーザー粉体肉盛法はレーザークラッディングを応用したレーザー焼結式3Dプリント技術のひとつ。補修や耐食コーティング用途に使用されているが、レーザービームが金属粉体に均一に照射されないと、仕上げ精度の劣る製品になる欠点がある。均一照射を実現するためには照射ノズルや焼灼剤のキャリブレーションといった面倒な作業が必要になり、またこの作業が行えるのは高度な技術を有する一部の専門家に限られていた。

同開発チームはこの欠点を解決すべく、ハード側で全て調整を実行するインラインシステムを開発した。このシステムはレーザー照射を監視するカメラをマシニングヘッド上に設置し、組み込みレーザーモジュールでノズルの微調整する。制御電子基盤は制御キャビネット組み込みと独立式とが用意されている。この自動制御機構により、金属粉体の濃度分布および焼灼剤配分を自動計測して調節する仕組みだ。

同研究所ではレーザーとマシニングヘッドの相対位置決めを変更しながら 3000 枚もの撮影画像から統計的分布を割り出し、自動制御評価に活用している。このインライン自動計測システムは 4 月 24-27日にシュトゥットガルト市内で開催される「 CONTROL 2018 」に出展される予定。

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2018年3月4日日曜日

完全デジタル作成の3Dプリントケーキ試作品が登場

米国ペンシルベニア州発:フィラデルフィア市でデジタルデザインプロジェクトを企画運営する Budmen Industries LLC はこのほど、3Dプリントケーキ「 Neon Nom Noms 」の試作品を発表した。

3Dプリントケーキを試作したのは Steph Keefe 氏率いる制作チーム。ケーキデザインも3Dモデルで起こされたもので、3Dモデルの特性を生かした幾何学的に複雑な形状のケーキに仕上がっている。Keefe 氏によると、「 Neon Nom Noms 」のデザインはカリブ諸島で見た貝殻の複雑な構造が着想源になっているという。3Dモデリングののち、素材はシリコン型に入れられて焼かれ、最後にエアブラシで着色した。使用されたのは同社のために用意された特注の3Dプリンター。

見た目と同じく生地本体も単一素材ではなく、ダークチョコレート、マッシュルーム、プレッツェル、ヌガーと甘さと辛味の絶妙なコンビネーションを生み出しているとしている。現時点ではまだ食べることはできないものの、「キッチンにおける3Dプリントの未来は明るい。3Dプリンターさえあれば、精確かつどのような形状の食品も作れる無限の可能性がある」。

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2018年2月25日日曜日

3Dプリントフラワーでミツバチの生息数を回復へ

オーストラリア・クイーンズランド州発:世界各地でミツバチ( セイヨウミツバチ )のコロニー崩壊と生息数減少が問題化して久しいが、オーストラリア在住の前衛芸術家が3Dプリントを用いてこの問題の解決を目指している。

ブリスベン市に住む Michael Candy 氏の「 Synthetic Polleniser 」は、3Dプリントで製作した一種のロボットフラワー。この人工の花には花粉と花蜜を供給するチューブがあり、通常の自然界の花の間にこの3Dプリントフラワーを混在させその花粉と花蜜でミツバチを誘ってハチの受粉活動を助ける、というアイディアだ。

この3Dプリントフラワーはナノハナ型で、雄しべまである。花蜜はモーター駆動で花びら表面までチューブによって運ばれる仕組み。

ただ、野生のミツバチをこの3Dプリントフラワーに引き寄せ受粉させるのはそんなに簡単ではなく、試行錯誤の連続だったと同氏は言う。「この人工の花にミツバチを誘引して受粉してもらうまでには何年もかかった。野生のミツバチの花を識別する能力には様々な方法があるため、ハチを惹きつける形状や色にするにはどうすればよいか、というのは重要になる。将来、遺伝子改変されたデザイナーズ・フラワーが自分で花粉を生産することができず受粉のみできるという状態になった場合でも、この3Dプリントフラワーシステムなら失われた生殖サイクルを回復させることができるかもしれない」。




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2018年2月18日日曜日

平昌五輪リュージュ競技、米国チームは3Dプリントスレッドで参戦

韓国発:韓国の平昌で開催中の第23回オリンピック冬季競技大会リュージュ競技に、米国チームは3Dプリントで製作されたパーツを組み込んだスレッドで臨んだ。

米国リュージュチームに3Dプリントパーツを提供したのは Stratasys の技術者グループ。選手に合わせて特注で製作されるリュージュ2人乗り用スレッドは、従来の製法では時間もコストもかかっていたが、3Dプリントなら比較的短時間で試作を繰り返すことができる。同技術者グループによると、競技用スレッドには高性能の複合素材が使用されており、性能を犠牲にすることなく自由なデザインの製品出力が可能な3Dプリントはまさに最適な製法だとしている。

[ 現地時間 2 月 14 日に行われた「リュージュ2人乗り」競技における米国チームの結果:8位 ]

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2018年2月10日土曜日

ブリストル大研究者が3Dスキャン調査で「年下の女性のミイラ」をネフェルティティと特定

英国発:ブリストル大学の考古学研究者らはこのほど、19 世紀末にエジプトの「王家の谷」で発見された「年下の女性のミイラ」が第 18 王朝のファラオ、アクエンアテン( Akhenaten )の妻ネフェルティティ( Nefertiti )の可能性があると発表した。

この「若い女性のミイラ」は 1898 年、仏人考古学者ロレ( Victor Loret )が「王家の谷」で発掘した「KV 35」と呼ばれるアメンホテプ2世( Amenhotep II )の墓所内部で発見した複数のミイラのうちの 1 体で、長年、その出自が謎とされてきたもの。同博士らのグループはエジプト考古省から許可を受けて同ミイラを保護ケースから取り出して3Dハンディスキャナーで顔を3次元マッピング。解析した結果現れた顔は、古来から伝えられてきたネフェルティティの顔の特徴と見事一致したという。

同大エジプト学者 Aidan Dodson 博士は3Dスキャン調査に基づく「年下の女性」ミイラのデジタル複顔を行い、2005 年にツタンカーメン王( Tutankhamun / Tutankhamen )の顔を復元した復元彫刻家 Elisabeth Daynès 氏によってその顔が甦った。

Dodson 博士の話「これは驚くべきことだ。最新の DNA 鑑定データと突き合わせると、この『年下の女性』のミイラはネフェルティティ王妃以外に考えられない」。

今回の成果をまとめた番組のプレゼンターを務める Josh Gates 氏も博士に同意する。「顔の骨格構造や特徴など、古代に彼女について書かれた記録と矛盾がない。私もこれがネフェルティティの真実の顔だと信じている」。

3Dスキャンデータから生前の顔を復元したのは仏人彫刻家の Elisabeth Daynès 氏。同氏は 2005 年、ツタンカーメン王の顔を復元したことでも知られる。今回の複顔と胸像製作には述べ 500 時間かかり、さらに Dior 所属デザイナーによるハンドメイドの装身具で飾られた。Josh Gates 氏の番組 Expedition Unknown は全2回シリーズで、Travel Channel で米東部時間の 2 月 14 日に放映される。




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