2019年4月30日火曜日

IoT 通信デバイス回路の短時間3Dプリント製造に成功

イスラエル発:ネスジオナ市に本拠を置く3Dプリンターベンダー Nano Dimension はこのほど、3Dプリントを使用して1日以内で IoT 通信デバイスの製造に成功したと発表した。

それによると、同社の多層プリント回路基板用3Dプリンター「 DragonFly™ Pro 」を使用して、従来のプリント基板(PCB)ライクな外観の IoT 通信デバイス試作品をプリントアウト。従来技術では少なくとも2週間はかかっていたプリントアウトと組立、検査までの工程がわずか 18 時間で完了する、という。

今回、3Dプリント出力したリモート制御デバイスの試作品の外寸は 16 x 33 x 1.6 mmで、現在は品質試験を行っている。同社はこのIoTデバイス試作品について、今後は双方向でシグナルの送受信可能な通信デバイスとしての効率的拡張を見込んでおり、スマート家電や自律運転自動車製造マーケットでの実用化が考えられるとしている。スマート家電化と小型化が加速するなか、設計した PCB が機能するかどうかが 24 時間以内で判定できるようになるのはこの流れにも適っているとしている。

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2019年4月22日月曜日

ケンタッキー州のカフェでラテアートプリントのサービスを開始

米国ケンタッキー州発:オーエンズボロ市で直営カフェを運営する The Creme Coffee House は現地時間 4 月 16 日、店で撮影した顔写真をラテアートとして3Dプリントする新サービスを開始した。

このアイディアは、同社オーナーの Adam Patterson 氏がイスラエル旅行中に偶然、稼働中の「 Vevor 3D Latte Coffee Printer 」を見つけたのがきっかけ。同氏はたいへん気に入り、すぐに自社店舗用に1台を発注したという。

同店はケンタッキー州で唯一、3Dプリントラテアートを提供するカフェで、同プリンターの購入金額は 750 米ドル。ただし使用説明が英語で書かれてなかったため組み立てから起動までが煩雑だったという。現在はトラブルシューティングをマニュアル化して運用に充てている。

このラテアートサービスは20オンスサイズカップ[約 590 ml、Starbucks で言う「ベンティ」サイズ]の「ホットラテ」および「カプチーノ」に対応。サービス実施日は毎週月曜日のみだが、店舗スタッフのプリンター操作の熟練度が上がればさらにサービス実施日を増やすとしている。また、現在は店内で撮影した画像のみプリントアウト可能だが、今後はネットや SNS からダウンロードした画像のラテアートも提供してゆきたいと話す[動画クリップは日本国内でのラテアートプリントサービスの例]。





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2019年4月16日火曜日

3Dプリントで血管組織も備えた人工心臓の作成に世界で初めて成功

イスラエル発:現地時間 4 月 15 日、テルアビブ大学の研究者グループが人間の生体組織から3Dプリントで血管組織を備えた心臓の作成に世界で初めて成功したと発表した。

発表したのは同大学分子細胞生物学 / バイオテクノロジー部教授 Tal Dvir 氏らの研究グループ。Dvir 氏によると、血管や心室まで備えた心臓を丸ごと3Dプリントしたのは今回が初めてだという。

同グループは、心臓疾患を持つ患者から採取した脂肪細胞から心臓細胞や内皮細胞へと分化する幹細胞を作成、コラーゲン、タンパク質を含む生体分子から生成したバイオインクを使用して心臓を3Dプリントしたという。作成した人工心臓の大きさはウサギの心臓ほどの大きさで、まだ自律的な拍動もできていない。だが、Dvir 氏によれば、人間の心臓も基本的には同じ技術を用いて3Dプリントで作成することは可能だという。

過去にも軟骨や大動脈弁といった生体組織の3Dプリントに成功してはいたが、毛細血管を含む血管組織は再現されていなかった。これがなければ心臓組織は機能さえしない。今後は動物実験で実際の心臓移植を目指すとしている。




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2019年4月8日月曜日

Formlabs が「 Form 2 」後継2機種を発表

米国マサチューセッツ州発:デスクトップ型 SLA 3Dプリンターベンダーの Formlabs は現地時間 4 月 2 日、同社の主力製品「 Form 2 」の次世代プロフェッショナル向けモデル「 Form 3 」と、大型造形専用機「 Form 3L 」を発表した。

新型は「低圧剥離光造形(LFS)」と呼ばれる新方式を採用したことが大きな特徴。従来製品では積層硬化面と樹脂トレイ底面との癒着を防ぐためのワイパー機構を必要としたが、フレキシブルタンクに加え、モジュール化されたレーザー発振器と鏡を内蔵した光プロセスユニット(LPU)じたいを可動式にすることで従来型機以上の表面仕上げおよび工学的安定性を向上させるとともに、プリントのスピードアップも実現させた、としている。

同時発表された大型物製造に特化したモデル「 Form 3L 」は、 体積比で「 Form 3 」の約 5 倍の大型製品のプリントアウトが可能。最大造形容積は 200 x 335 x 300 mm で、2基の独立したレーザー光源を搭載するため高速なプリントが可能としている。モジュール化された LPU は連続稼働型にアップグレードすることもできる。

また同社は、製品試作目的に特化した樹脂素材「 Draft Resin 」も併せて発表。「 Draft Resin 」は 300 μm の積層ピッチを設定しており、標準的樹脂素材より3 ~ 4倍のスピードで造形が可能になっている。

販売価格は「 Form 3 」が 3,499 USD、「 Form 3L 」が 9,999 USD。「 Form 3 」はすでに北米市場では出荷を開始しているが、「 Form 3L 」は 2019 年第4四半期以降に出荷開始が計画されている。日本を含むアジア太平洋市場には、2019 年後半にも販売を開始する予定とのこと。




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2019年3月31日日曜日

Aleph Objects、同社発の業務用デスクトップ3Dプリンター「 LulzBot TAZ Pro 」をリリース

米国コロラド州発:3Dプリンターベンダー Aleph Objects はこのほど、業務用デスクトップ3Dプリンター「 LulzBot TAZ Pro 」をリリースした。

この新型機は、同社のオープンソースベースの3Dプリンター「 LulzBot TAZ 」シリーズの業務用モデルという位置付け。造形容積 280 x 280 x 285 mm と従来製品より大型の3Dオブジェクトの製作が可能。Z軸は新開発のベルトドライブにより高速化と造形品質向上が図られているという。操作は内蔵5インチのフルカラータッチパネルですべて行えるようになっており、造形ベッドの自動調整機能、X、Y、Z軸の自動キャリブレーション機構、およびエクストルーダーノズル自動クリーニング機構を標準搭載。

また、独立昇降機構によるデュアルノズルと 360°パーツ冷却機構の採用で、ほぼ同じ融点を持つ異なる素材間での造形作業もスムーズに行え、フレキシブル素材と業務用ポリマー素材の作業途中での切り替えも可能。フィラメント切れを警告するセンサーも内蔵する。筐体は硬化鋼製で、複合素材から発する高熱にも耐えられる設計となっている。

現在、「 LulzBot TAZ Pro 」は予約販売を受け付けており、出荷は 4 月下旬以降の予定。同社は「 LulzBot TAZ 6 」の高速化と高精度化を図った後継製品の市場投入も計画しており、詳細は 5 月 1 日に発表するとしている。

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2019年3月17日日曜日

「デジタルスレッド」による3Dプリント管理を可能にするモバイルアプリをリリース

米国カリフォルニア州発:3Dプリント処理ソフトウェアサービス会社 Authentise はこのほど、新しいモバイル向けデータ駆動型ワークフロー管理Webアプリケーションを開発したと発表した。

この新モバイルアプリは、製造から後処理までの3Dプリント生産プロセスの各段階をすべてデジタル化して追跡可能にする「デジタルスレッド」と呼ばれる仕組みを実現するためのツール。組み込まれたQRコードをシンプルな UI 上でスキャンするだけで、サポート材除去や検証といった3Dプリントプロセスの追跡が可能になるとしている。

同社によると、このモバイルアプリは各プロセスにおけるパーツ生成の管理と、顧客に行うトレーサビリティ報告の詳細化を目的として開発したという。送信データは同社の機械学習アルゴリズムにフィードバックされ、製造時間予測や品質予測の向上に役立てられる。

新モバイルアプリは近日中に Google Play 上で試用配布される予定。





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2019年3月10日日曜日

Massivit、大型造形物専用3Dプリンターの新製品を発表

イスラエル発:3Dプリンターベンダー Massivit 3D Printing Technologies はこのほど、大型オブジェクト造形専用3Dプリンター「 Massivit 1800 Pro 」を「第 27 回上海国際広告 / サイン テクノロジー & エクィップメント見本市」で発表した。

今回発表された新型3Dプリンターは上位モデル「 1800 Flagship 」、および「 1500 Experimentation 」と同様にサインや POP ディスプレイ、キャラクター、展示装飾などの大型造形物の3Dプリント出力に特化した3Dプリンターとなっている。

「 Massivit 1800 Pro 」は従来型より造形解像度と造形物の耐久性を向上させつつ、プリントプロセスのコストパフォーマンスも高めたとしている。素材の材質に応じて柔軟に解像度を調整可能な解像度可変機能を搭載し、各部位でさまざまに異なる要件に応じて解像度と層厚を造形中に変えることができる。

新型機も従来機と同じく専用ゲル素材を使用して造形を行うが、新機能の「メガクオリティ解像度」が実装され、ゲル消費とプリント作業時間の短縮により、生産ワークフローも最適化されるという。操作は独自インターフェイスの「 Massivit Smart Pro 」ソフトウェアで行う。また、タブレット端末経由での遠隔プリント操作と監視機能も追加された。

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