米国発:3D Systems はこのほど、リバースエンジニアリングソフトウェア「 Geomagic Design X 」の新バージョンを発表した。
同社は、新バージョンではワークフローの効率化、および高精度を実現できるデジタルツールを提供することで設計やエンジニアリング力の向上が期待できる、としている。
リバースエンジニアリングアプリケーションは現実の3次元物体をスキャンして収集したデータを使用するが、CADモデル変換時には依然としていくつか制限が存在する。同社は、独自のアンロール/リロールを含む新機能により、複雑形状の回転部品を取り込んでも従来比 94 % の作業効率向上が実現できる、としている。
新バージョンから実装された選択的サーフェシング機能は、ハイブリッドモデリングプロセスを簡素化し、有機的フィーチャーとプリズムフィーチャー双方を持つ、従来は取り込み困難だった部品形状にも簡単なワークフローを提供。生産性を向上させ、後工程におけるCAD再利用性を向上させるという。
また同社は、スキャンデータやインポートされたファイルを直接3Dモデルに変換するツールボックス「 Geomagic Wrap 」の新バージョンも合わせて発表した。両製品の最新版は5月末には提供可能になるとしている。
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英国ウェールズ州発:ウェールズ北部の街レクサムに住む 13 歳と 11 歳のきょうだいがスタートさせた医療用3Dプリント防護バイザー製作プロジェクトに、賛同と協力の輪が広がっている。
Sparey-Taylor 家の Joseph と Isaac きょうだいは、クリスマスに贈られたデスクトップ型3Dプリンターを、当初はポケモンなどのキャラクター作りに使用していたが、地元の介護施設で COVID-19 から医療従事者を守るための個人防護具(PPE)、とくに防護用フェイスバイザーが不足していることを知り、手持ちの3Dプリンターを活用することを思いついたという。
現在、きょうだいふたりから始まった3Dプリント防護バイザー製作プロジェクトは「 PPE Hwb Wrexham 」というファブラボにまで発展し、地元高校や市民有志の協力により、高校内の 90 台の PC と9台の3Dプリンターが稼働して毎週 1,000 個の防護バイザーが製作されている。同組織によれば、今後は射出成型機も導入され、生産個数が飛躍的に向上するだろうと見ている。
発起人のひとり Isaac 少年の話「活動が一気にここまで大きくなってびっくりしている。いまはたくさんのことが進行中だけど、このプロジェクトを兄とともに始めて誇りに思う」。
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インド・西ベンガル州発:鉄鋼大手 ArcelorMittal のインド子会社 ArcelorMittal Design & Engineering Centre はこのほど、COVID-19 パンデミックにより世界各地で不足が深刻な人工呼吸器の供給に参加することを表明した。
同 R & D センターでは3Dプリント製人工呼吸器の試作品を開発し、この試作品はただちに病院で試用される。問題がないようならば、生産設備を強化して増産体制に入る。
同社によると現在、酸素の供給だけでなく、AI アルゴリズムが組み込まれた薬剤投与も可能な上位版の3Dプリント製人工呼吸器の試作品開発に注力しているという。
新型コロナパンデミックは世界の鉄鋼市場に大きな影響をおよぼしている。その影響は前年度鉄鋼総生産の 47% 近くを占める欧州だけでなく、感染者が急増[3月末時点]する米国にもおよび、また同社拠点のある南アフリカやインドでも感染報告が増えている。同社では生産水準落ち込みの影響を最小限に食い止めるため、手元資金の維持、および生産減に伴う経費削減のための思い切った措置を実行に移しているという。
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北マケドニア他発:WHO が正式にパンデミック(世界規模の流行)を宣言した新型コロナウイルス感染症 COVID-19。欧米の社会経済に深刻な打撃を与えているが、財力の乏しいマケドニアなどの旧ユーゴスラヴィア連邦諸国も例外ではない。
COVID-19 感染事例が 300 件近く確認されている北マケドニア共和国では、10 % 超が医療従事者の感染だという。そこでテック通、イノベーター、医療従事者が共同で Facebook 上に3Dプリントによる支援ページを立ち上げ、これまでに 500 以上の医療用保護バイザーを製造して医療機関に無償提供している。
セルビアでも 50 名ほどのメンバーがべつの Facebook ページを立ち上げ、北マケドニア同様、3Dプリント製バイザーの供給に当たっている。しかし彼らの場合、政府による外出禁止令発動前に必要としている人々にバイザーが届けられるかについて、困難な状況に陥っている。
ボスニア・ヘルツェゴビナでは地方都市リブノの高校生らが同じく、3Dプリンターを活用して保護バイザーを日産 15 個のペースで製造、地元医療機関に提供するプロジェクトに取り組んでいる。国内では物資が不足しているため、彼らは海外移住組の支援を求めている。
コソボでは、プリシュティナ大学工学部教授が、防護マスクの3Dプリント試作プロジェクトを始動させている。
モンテネグロでは企業からの寄贈のほか、デザイナー、写真家、アーティストなど各界のコラボグループによって同様に保護バイザーが製作され、うち 200 個ほどが前週までに医療機関に贈られた。
クロアチア沿岸地方の都市ザダルでもやはり一部のテック通らが3Dプリントでバイザー部品を製作して市内の医療機関に寄贈している。
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米国カリフォルニア州発:HP Inc. は現地時間 3月 24 日、同社が世界各地に展開するデジタルマニュファクチャリング ネットワークを総動員して、3Dプリント製品を含む医療機器の重要部品の増産と供給を開始した。
同社によると、スペインのバルセロナ市内にある研究開発拠点をはじめ、オレゴン州、カリフォルニア州、ワシントン州にある米国内拠点と世界の HP 提携グループ会社と協力して今回の緊急増産で 1,000 点以上の3Dプリント部品が各地域の医療拠点に配送される見込み。緊急増産されるのはフェイスシールド、フェイスマスク、鼻腔検査用綿棒、ハンズフリードア開閉装置、人工呼吸器用部品など、医療現場で不足が深刻化している器具と備品類。
また同社と提携会社は、簡単に組み立て可能な3Dプリント部品の無償提供と、3Dプリント製品デザイナーが COVID-19 封じ込めに役立つ製品アイディアやアプリケーションの提供ができる特設ページも用意している。
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英国発:Vauxhall、Airbus など英製造大手は3Dプリント製品を含む医療機器の緊急増産への対応を開始した。これは英首相 Boris Johnson の緊急要請に応じたもの。
Johnson 首相はこのほど英産業界に対し、今後 2 週間以内に人工呼吸器 2万個の供給を「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する戦時体制にある」として要請。これに対し、前出の 2社をはじめ Rolls-Royce、Jaguar Land Rover など 60 社を超える各分野メーカーがただちに応じた。
グループ PSA 傘下の自動車製造 Vauxhallはこの要請に対し、3Dプリントパーツの組み立てをウイルス対策により閉鎖予定の製造拠点で緊急生産を開始。同拠点には防塵対策の施された塗装部門および3Dプリント部門があり、そこを利活用する。
人工呼吸器 の仕様は英国政府の研究資金助成機関「 Innovate UK 」から提供され、プロジェクト本体の進行は国際コンサルティング会社 PA Consulting が管理する。同社は宇宙飛行用レギュレーター開発で英宇宙局の支援も手掛けていた。
ある関係筋によると、今回の緊急要請を受けた人工呼吸器生産に関して、製造拠点と従業員は無償で貸与されているというが、英政府が完成した人工呼吸器の代金を立て替えるとの見方も出ている。
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ドイツ・ベルリン発:製造現場向け大型3Dプリンターベンダー BigRep GmbH は今週、500 台目の出荷のお祝いを行った。
記念すべき 500 台目となったのは「 BigRep ONE 」。同製品は 2014 年の販売開始以来、同社を代表する FDP 方式の大型造形用3Dプリンターで、最大造形容積は 1m x 1m x 1m。
この 500 台目の納入先はイーモビリティのスタートアップ JAMADE GERMANY。同社の水中スクーター「 AMAZEA 」はパーツの 75 % が3Dプリント製だ。
BigRep は JAMADE の他にAirbus、Etihad Engineering、Ford、Volvo といった製造大手への納品実績を持つ。先月には北米における3Dプリントサービス拠点をマサチューセッツ州ボストンに開設、また PA6/66, PET-CF を含むエンジニアリンググレード フィラメント 4点もリリースしている。
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