米国メリーランド州 / オハイオ州発:米国食品医薬品局( FDA )は現地時間8月4日、世界で初めて3Dプリントで製造された処方箋錠剤「 Spiritam 」を認可した。
この新薬を開発したのはオハイオ州に本拠を置く Aprecia Pharmaceuticals 。FDA から認証を受けた新薬は、癲癇患者のある特定の発作を抑えるための内服剤で、ごく少量の水分だけで急速溶解するという特徴を持つ。
同社によれば、1錠当たり最大 1,000 mg 分の有効成分を同社の持つ3Dプリントシステムで製造可能だという。販売開始時期は 2016 年第1四半期を予定している。
FDA は既に義肢など、医療機器分野での3Dプリント技術を使用した製品を承認している。大人用器具の使用できない子供の患者向けカスタムメイド器具への3Dプリント技術の応用を考える医師は急速に増えており、FDA は医療機器メーカーを対象に昨年、ワークショップを開催している。Aprecia も、自前の3Dプリント プラットフォームを使用して他の神経薬を含む新薬開発をさらに進めたいとしている。
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スロヴェニア発:マリボル大学インターメディア アーツ科の学生チームは、ガーデニングデザイン用途に特化した3Dプリンター「 Print Green 」を開発している。
「 Print Green 」の見た目は市販の FDM 型3Dプリンターに似ているが、通常の樹脂素材フィラメントの代わりに土、水、そして植物の種子といった 100 % 自然素材を使用する点が大きく異なる。CNC ミルのパーツを3Dプリンターとして転用し、成形可能かつ形状維持可能な最適な含水率で土と種子とを含むフィラメントをスポンジ等の下地に押し出す方法でロゴなどが製作できるという。
完成した造形物からは、デザインに基き素材に撒かれた種子から植物が育ち、やがて造形物は文字通り緑に覆われる。
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スペイン・カタルーニャ州発:バルセロナ市で生まれ育った Irene Ródenas Sáinz de Baranda 氏は、極めてユニークな FDM 3Dプリンターを開発した。
「 andi 」と名付けられたこの3Dプリンターは、電源がなくても動作する「人力」方式を採用する。仕上げ精度面では市販製品に遥かに劣るものの、双方向性重視の設計により、教育部門での活用を想定している。
Irene 氏がこの人力式3Dプリンターを着想したのは、恩師の小さなファブラボで研究をしていた時。3Dプリンターはモノ作りの未来を体現する物という確信が芽生え、3Dプリンターがどういうメカニズムで動作するのかを正しく把握することが何より重要だと考えた。「子供達が、自分達の身近にあるテクノロジーがどんな仕掛けで動き、自分達がどこを作動させているかを完璧に理解して使用するのか、それとも手っ取り早く結果を生み出し、組み立てられるというだけでモノ作りをするのか。それを自問し続けていた。andi は子供達が互いに遊びながら、学習と新しいテクノロジーとの関係を問おうとする試みだ」。
「 andi 」は基本的にはX、Y軸が一方向のみに動くカーテシアン型。全て手作業で造形するため、結果は芳しくないが、「教育目的ならこれで十分」と同氏。「フィラメント」には粘着性のものなら粘土をはじめ、食材ペーストでも使用できる。
「 andi 」は最終学位取得のためのプロジェクトだが、まだ不完全なプロトタイプだ。Irene 氏は来たる 10 月からリンツ工科芸術大学インターフェイスカルチャー科修士課程に転じるので、それまでに「 andi 」を完成させたいとしている。
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フランス発:ヴァイオリンプレイヤー Laurent Bernadac 氏はこのほど、演奏可能な3Dプリント エレクトリック ヴァイオリン「 3D Varius 」を公開した。
「 3D Varius 」のモデルになったのは、17-18 世紀に北イタリアで活躍した名匠ストラディヴァリ一族の製作したヴァイオリンの1つ。
同氏はこの3Dプリントヴァイオリンの製作に当たり、音響の再現性と耐久性において特に優れるステレオリソグラフィー( SLA )方式を採用。弦や糸巻きなどのパーツ以外は全て SLA 方式3Dプリンターで数時間かけて出力したという。「 3D Varius 」はプリントアウト後、面取り、洗浄、やすりがけ、UV 照射による強度確保、最終組立を経て完成した。同氏はこの3Dプリントヴァイオリンのデザインも手がけた。記念すべき作品1は、Pauline と命名された。デザインから完成まで3年かかったという。
Bernadac 氏は、「昔ながらのヴァイオリンの姿を取りながら、さらに美しくシンプルで、軽量かつ透明なユニークなデザイン」を目指したとしている。
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米国発:Apple は現地時間 8 月 1 日、UNIX オープンソース プリントフレームワークの最新リリース候補版「 CUPS v. 2.1 rc 1 」を公開した。最新版では市販の3Dプリンター( PWG[ Printer Working Group ]準規の製品に限る )サポート機能追加と、幾つかの機能変更とバグ修正が含まれる。
「 CUPS 」は Common Unix Printing System の略で、UNIX 系 OS 用のモジュール化された印刷システム。Apple は 2002 年以降、「 Mac OSX 」の標準印刷システムとして採用している。今回の最新版リリースにより、組み込み型以外の殆ど全てのオープンソース3Dプリンターに対応可能となる。
Apple は 2007 年、 CUPS 開発主幹だった Michael Sweet 氏を雇用し、CUPS のソースコードを取得している。
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英国デヴォン州発:エクセター大学の研究者が起業したスタートアップ Choc Edge は、2012 年にリリースした世界初のチョコレート専用3Dプリンター「 Choc Creator 」の最新版「 Choc Creator 2.0 Plus 」を発表した。発売開始は9月末の見込みで、販売予定価格は現行機種より低い 2,380 GDP。今月 20 日までの早期特別割引期間内なら、1, 665 GDP で購入できる。現時点では購入に際して事前登録が必要なので、同社オンラインショップ経由で問い合わせる必要がある。
同社によれば、「 Choc Creator 2.0 Plus 」は従来バージョンの改良版ではなく、まったくの新設計であり、小型化 / 軽量化を実現したとしている。
「 Choc Creator 2.0 Plus 」の主な仕様:
最大造形サイズ:185 x 185 x 50 mm
本体外寸:445 x 450 x 300 mm
本体重量:19 kg。
エクストルーダー:φ =0.4、0.8 mm
最大線速度:2,000 mm
層厚:0.4 - 0.8 mm
予備ノズル / 30ml チョコレートシリンジカートリッジ2本付き
接続:Wi-Fi / USB
対応ファイル:STL、OBJ、G-code
CE 準規、1年保証付き
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→ 参照元記事2.
イスラエル・テルアビブ発:あるアナリストによれば、3Dプリントの市場規模はこの Q1 だけでも2倍に拡大しているという。3Dプリント技術は既にモノ作りに限らず、人体器官、食品、傷ついた動物の新しい足など、多種多様な分野で実用化されつつある。
シェンカー工科デザイン大学で学んだ 27 歳 の Danit Peleg 氏は、3Dプリント技術はファッション業界の主流になると予言する。同氏は卒業制作として「初の3Dプリント ファッションコレクション」を手がけ、このほど作品を公開した。
Peleg 氏は、3Dプリントについてはほとんど知識がなかったが、服のデザインが全て3Dプリントで可能かどうか試してみたいと思ったのがきっかけだったという。
「家庭用3Dプリンターを使用してコレクション用作品を全て作れるかどうか、挑戦したかった」と Peleg 氏。「市場に出回る既成品からではなく、オリジナルの布地を自力で作りたかった」。
スペイン BQ 製「 Witbox 」と FilaFlex 製フィラメントを使用して、Peleg 氏は5点からなるコレクション用衣装を完成させた。製作期間は最適な素材の調査と試作等に9か月、実際の製作に 2,000 時間以上、1点当たり約 400 時間[ 約 17 日間 ]もかかった。同氏によれば、一般的な PLA は衣服用としては脆弱で柔軟性に欠け不向きだったため、フレキシブルで強度もあるスペインのフィラメントベンダー Recreus の「 Filaflex 」を使用することでこの問題を解決した。
Peleg 氏一番のお気に入りのジャケット Liberte の場合、まず下絵を描き、ファッションデザインソフト「 Optitex 」と3D CAD「 Blender 」を使用して3D モデルを作り、それを Witbox に送信して出力した。
Peleg 氏は次のように述べている。「一切の介在物なしにデザインから完成まで、独自の素材からオリジナルの服を作ることができ、しかも全て家に居ながら可能になるのを見たことはとても楽しい経験だった。売るために誰かが選んだ素材を買わずに、自分で服が作れる。でもこれはまだほんの始まりに過ぎない。技術がさらに進化すれば、近いうちに誰もが家に居ながらにして自分の着る服を作れるようになる」。
→ 参照元記事1.
→ 参照元記事2.