米国マサチューセッツ州発:世界で初めてカーボンファイバー含有素材に対応した3Dプリンター「 MarkOne 」を開発した Markforged, Inc. は現地時間 11 月 17 日、「 Onyx One 」と「 Onyx Pro 」2機種を発表した。
新型2機種は共に今年 6 月にリリースした純正チョップドカーボンファイバーフィラメント「 Onyx 」に対応する。「 Onyx One 」はエントリーモデルという位置付けで販売価格は 3,500 米ドル、上位モデルの「 Onyx Pro 」は 7,000 米ドル。両製品は同社最上位製品「 MarkTwo 」の搭載する CFF 方式とは異なるプリントシステムを採用して価格を抑えているが、仕上がり精度は上位機種並みだとしている(「 MarkTwo 」の販売価格は 13,500 米ドル)。
「 Onyx One 」および「 Onyx Pro 」には同社の開発した3Dプリントソフト「 Eiger」による高速モードも用意され、仕上がり精度を犠牲にすることなく従来より高速の製品出力が可能となっている。両製品は北米地域のみ販売が開始されるが、順次世界 50 か国の同社販売代理店を通じて販売される予定。
Onyx One
販売価格:3,500 USD
最大造形サイズ:330 x 250 x 200 mm
対応素材:プラスチック( Onyx )
Z軸解像度:100 µm
800cc Onyx spool 同梱
Onyx Pro
販売価格:
最大造形サイズ:330 x 250 x 200 mm
対応素材:プラスチック( Onyx )、グラスファイバー
Z軸解像度:100 µm
800cc Onyx spool, 50cc Fiberglass, スペアプリントベッド同梱
「 Onyx 」フィラメントはナイロンベースにカーボン短繊維を混合したもので、強度はナイロンのみの場合と比べて約 3.5 倍ある。
→ 参照元記事1.
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米国カリフォルニア州発:サンフランシスコ市に本拠を置く先進的アプリケーション開発スタートアップ Occipital はこのほど、同社の iPad アドオンデバイス「 Structure Sensor 」用アプリとして新たに「 Canvas 」を追加した。
同社の「 Structure Sensor 」は iPad をモバイル3D深度センサー化するアドオンデバイスで、初代( 2013 年リリース )は Microsoft の「 Kinect 」とほぼ同等の技術を応用してリリースされた。「 Canvas 」はこの「 Structure Sensor 」で部屋の間取りなどの3次元キャプチャーおよび3Dデータ化を簡単に実現させる付属アプリケーションという位置付けだ。
「 Canvas 」の使用法はいたってシンプルで、「 Structure Sensor 」と画角 120° の広角レンズアタッチメントを装着した iPad を持ってアプリ画面上でスキャンボタンをタッチし、測定したい部屋の周囲を歩き回るだけ。あとはアプリ側が自動処理して3次元画像化する。この3次元画像を3D CAD データ化するには、別途同社の作業チームに委託することになる。この場合3D CAD データの完成まで約 48 時間かかるという。測定だけなら 30 秒ほどで完了する。
「 Canvas 」アプリを利用するには「 Structure Sensor 」本体( 379 米ドル )および 120° 広角レンズアタッチメント( 39 米ドル )が必要。3D CAD データ化には 1 件につき別途 29 米ドルかかる。同社はこのアプリの使用で大幅な省力化が見込めるとし、顧客層として工事請負業者、リフォーム業者、インテリアデザイナー、建築家などを想定している。
同社マーケティング部門バイスプレジデント Adam Rodnitzky 氏の話「そのうち、現在の状況がちょうど写真が発明された 1830 年代のように見える時が来るだろう。現在は、我々を取り巻く世界の3次元記録技術が実用化されつつある黎明期に入ったと言える」。
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オーストラリア・タスマニア州発:タスマニア州技術・継続教育機関( TasTAFE )所属の建築設計科非常勤講師 Marcos Gogolin 氏はこのほど、船舶ロープ廃材を3Dプリンター用フィラメントとして再生する方法を考案した。
Gogolin 氏によると、ロープ廃材からフィラメント製造を思い立ったのは 5 年前にタスマニア島西海岸地方を旅した時、海岸に打ち上げられて散乱するロープの細かい破片の多さに愕然としたからだと言う。「その 5 か月後、今度は3Dプリント講座のために3Dプリンターを支給され、自分がプラスチック製品を更に製作する側になった。いろいろ考えた末、廃ロープを3Dプリンター用フィラメントとして再生することを思いついた」。
Gogolin 氏は当初、市販のグルーガンでロープ廃材を溶融してフィラメントを作成しようと試みたが、うまくいかなかった。そこで産業用の高品質のグルーガンを購入して TasTAFE 学の生たちと共同で廃ロープから再生フィラメントが作成可能な製造機を自作し、実用に耐えられるフィラメントが製造可能になった。再生フィラメント製造機は極めて原始的な作りだが、Gogolin 氏らは地元企業やエンジニアたちがこの再生フィラメント製造技術に着目し、改良の申し出が来ることを期待している。
Gogolin 氏の話「この世界はあまりに多くのプラスチック製品を生産し続けている。まったくクレイジーで、完全に制御不能の状態にある。これ以上のプラスチック製品製造は高コストで、もはや非実用的とさえ言える段階に達している。いずれ人々は資源としてのプラスチックごみの価値に気づくことになるだろう」。
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フランス発:フランス政府はこのほど、3Dプリントを含めたデジタルテクノロジーを推進する目的で新たに 2 つの行動計画を策定する方針を明らかにした。
同国工業相 Christophe Sirugue 氏の声明によると、 2 つの行動計画は共に同国に「未来の産業」を創出し、とりわけ積層造形( AM )および「モノのインターネット」( IoT )分野に照準を合わせた内容とのことだが、計画の詳細は追って発表すると述べるに留めた。
Sirugue 氏は声明で、国内産業がデジタルテクノロジーにおいて他国より遅れを取っている点を深刻に受け止めた上で、「総力を上げて」計画に取り組むとし、この分野における外郭団体による投資の必要性を指摘した。また同氏は財界首脳にもデジタル化による事業近代化のための投資を呼びかけ、デジタル化による付加価値創出効果は 2014 年と 2015 年末時点との比較で 29.4 % から 31.3 % に増加したと述べている。
同氏はまた、従業員がデジタル革命に伴う様々な変化に柔軟に対応できるようにする研修の必要性も強調した。フランス政府は「未来投資プログラム( PIA )」の一環として、今後総額 1 億ユーロを拠出して全労働者のデジタル化対応を目指す意向と伝えられている。
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米国カリフォルニア州発:バイオ3Dプリンタースタートアップ Aether は現地時間 11 月 2 日、スタンフォード大学癌 / ナノテクノロジー研究拠点( CCNE-TD )とバイオ3Dプリント関連の研究開発提携を結んだと発表した。
同社によると、新開発のバイオ3Dプリンターのベータ試験機「 Aether 1 」を CCNE-TD に提供し、CCNE-TD 側はこのベータ機を使用してコンピューターシミュレーション上に仮想的に作成した細胞、組織、器官で行ったシミュレーション内容をバイオ3Dプリントした等価物と比較することで結果を検証するという。
「 Aether 1 」は FDM/ FFF 方式で、最大 2 基までのエクストルーダー / ホットエンドおよび 8本までのシリンジ型エクストルーダー、さらに 14 基までの滴下式のドロップレットジェットエクストルーダーに対応する独自開発のモジュラー方式を採用している( 特許申請中 )。同機は単一プリント作業でこれらのプリント機構を同時に組み合わせてバイオプリントを行う。モジュラー方式なので必要に応じて CNC ドリル、顕微鏡などのパーツに交換可能な仕様となっており、電子回路基板の3Dプリントも可能。キャリブレーションやプリントベッド高さ調節も全て自動で行う。筐体は密閉式で、外装はアルマイト仕上げ。ベータ版のため、今後も仕様変更が予定されている。
同社によると、「 Aether 1 」の販売予定価格は 9,000 米ドルだが、従来数百万ドル台のバイオ3Dプリンターが行っていたのとほぼ同等のバイオファブリケーションが可能だとしている。同社と CCNE-TD は、今後このようなバイオ3Dプリント技術が発展を遂げれば、これまでは不可避だった動物実験の全廃も可能になるだろうと期待する。
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米国マサチューセッツ州発:スポーツシューズ製造の New Balance はこのほど、スニーカーブランドショップ Concepts NYC とのコラボ3Dプリントスニーカー「 MS066 」をリリースした。
「 MS066 」は Concepts NYC ショップ( マンハッタン、ハドソン通り 225 番地 )で限定 40 足のみの販売となり、価格は 349.95 米ドル。ミッドソールは SLS 方式の3Dプリント製で、今年 4 月に New Balance がリリースした3Dプリントランニングシューズ「 Zante Generate 」と同様の技術で製造されているが、こちらのミッドソールには衝撃吸収性能と安定性をさらに向上させた特殊なハニカム構造を採用している。
「 MS066 」のデザインを担当したのは東京に拠点を置く New Balance’s Lifestyle Design Studio で、製造工程は全て米国内で行っている。ミッドソールに使用されているのは 3D Systems のエラストマー素材「 DuraForm® TPU 」。シンプルさとフィット感を極めたアッパーは流れるようなニット仕様で、シューレースさえ廃している。
New Balance は「 Zante Generate 」の研究開発と製品試験に数年がかりで取り組んできた。「 MS066 」リリースに合わせて、同社はトレーニングウェア商品 2 点もリリースしている。
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米国アイダホ州発:ノースウェストナザリーン大学( NNU )研究チームが3Dプリントで製作した同州初の超小型衛星が、来年3月にも打ち上げられる運びとなった。
同チームが製作したのは 10 x 10 x 11.35 cm の立方体型超小型衛星( キューブサット )「 MakerSat 」で、完成まで2年半かかったという。打ち上げは NASA が行い、NASA 側は3Dプリントで作られた部材が宇宙空間でどのような状態になるのか、データ収集のためにこの「 MakerSat 」を活用することになっている。同衛星は軌道投入後、地球を毎 100 分ごとに一周する。
同チームは2名の教授と4名の学生からなる混成チームで、NASA によって選抜された。当初「 MakerSat 」の打ち上げは 2018 年に予定されていたが、NASA がスケジュールを前倒しした。同衛星は 2017 年 3 月 16 日、米国海洋大気庁( NOAA )の衛星と共に打ち上げられる予定だ。
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