2014年6月29日日曜日

インド初の国産3Dプリンター、「Vector PLA 3D」

インド発:ムンバイに本拠を置く J Group Robotics は 26日、インド初の国産3Dプリンター「Vector PLA 3D」リリースを発表した。プリンター本体の販売予定価格は 149,000インドルピー( 約 88,200円 )。フィラメントは生分解性 PLA で、こちらの販売予定価格は kg 当たり1,999インドルピー( 約 1,190円 )。

「Vector PLA 3D」は主として自動車、航空、防衛といった垂直統合型産業における最終製品の試作品製造向けとして開発されたが、携帯端末カバーなどの日用品から立体肖像、義肢までと幅広く造形が可能で、もちろん一般家庭用としても使用できる。

造形方式は FDM で、最大造形寸法は190 x 190 x 210 mm。層間解像度は 20μm( 最小誤差 0,020000mm )、フィラメントはスプール式で、本体背面から供給する。3Dデータファイル形式は .STL、.OBJ、.DAE、.AMF で、データ読み込みは SD カード及び付属データケーブル。造形時間はオブジェクトの複雑さにも左右されるが、最短で数時間程度。データ読み込みは付属専用ソフトウェア経由で行う。対応 OS は Windows、Mac OSX、Linux。



→ 参照元記事1.
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2014年6月28日土曜日

ラッパーとコラボ、廃ペットボトル再生利用の「EKOCYCLE」

米国発:2012年以来、Coca-Cola はラッパーの will.i.am 氏と「EKOCYCLE」ブランドの下で、リサイクルヘッドフォンなどのコラボ商品を生み出してきたが、今回新たに投入するのは、新型家庭用3Dプリンター「EKOCYCLE Cube」だ。

この「EKOCYCLE Cube」最大の特徴は、コークの廃ペットボトルからフィラメントが作られていること。最大造形寸法は 152mm 四方。最小積層ピッチは70µmで、3D Systems が製造する。専用フィラメントカートリッジを使用し、各カートリッジ当たり約3本分の廃ペットボトルが使用されている。フィラメント色は赤、黒、白、ナチュラル。プリンター本体には日用品の小物など 25種類の3Dデザインパターンも用意され、すぐに使えるようになっている。ペットボトル素材は様々な用途の製品に転用可能で、耐久性にも優れている。操作は正面上部のタッチパネルから行う。


「EKOCYCLE Cube」は今年後半にも 3D Systems の共有サイト Cubify 上で販売する見通し。販売予定価格は 1,199米ドル。

3D Systems の最高クリエイティヴ責任者( CCO )も務める will.i.am 氏は次のように述べている。 「EKOCYCLE の目標は、世界で最も影響力のあるブランドと手を組み、テクノロジー、アート、スタイル、インスピレーションを活用して我々の文化そのものを変革することにある。リサイクルはクールで、リサイクルされた素材からモノを生み出すことはクールなんだと認識してもらうこと。ごみは捨ててはじめてごみになる」。

3D Systems は現在、菓子製造の Hershey's と菓子専用3Dプリンターの開発も進めている。

2014年6月24日火曜日

3D Systems がアイルランドで事業展開か

アイルランド発:3Dプリンターベンダー大手、米国 3D Systems の CEO Avi Reichental 氏はダブリンに同社の拠点を新たに設立、アイルランドでの事業展開を計画していることを明らかにした。

Reichental 氏は、ニューヨーク市内で開催された投資に関する会議に出席した際に受けた Irish Times の取材に対し、次のように応じた。「我々は、利益の半分を米国以外の市場から得ているグローバル企業。だから欧州への事業展開は積極的に取り組みたい。とりわけダブリンは分散型サービスのような新たな事業の創出、効率的な事業展開およびサポートという点から見て、非常に魅力的だ。アイルランドはこうした複合型事業の運営が大変スムーズに行える。そしてこれが最も重要な点だが、ここには真に独創的な起業家がたくさん集まっている。ダブリンが世界有数のハイテク関連企業集積地になっているのはそのためだ」。

同氏は、「3Dプリンティングは小規模事業者や中小企業にとって、自律完結型かつ地産地消型生産の経済を生み出す」として、従来のような大規模大量生産方式は近いうちに崩壊すると予測している。

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2014年6月22日日曜日

3Dプリンター関連売上は 2018年には10億ドル台に

英国発:英国ハンプシャーに本拠を置く調査会社 Juniper Research Ltd. が現地時間 17日に発表した最新報告「コンシューマー向け3Dプリンティングとスキャニング」によれば、世界における3Dプリンターとその関連製品の売上は、4年後の 2018年には 10.2億ドル規模に跳ね上がると予測している。

同報告は、今年の3Dプリンターとその関連製品売上は 7,500米ドル台で推移するが、今後 HP や Epson といった大手2Dプリンターメーカーが新規参戦することで、売上額も急激に伸びると見ている。現在の3Dプリンターの出荷台数はさほど多くはないものの、5年後以降は急伸すると予測している。3Dプリンター最大手の 3D Systems と Stratasys も、プロ向け3Dプリンターの需要は着実に伸びているという認識で一致している。

Juniper によれば、世界のコンシューマー向け3Dプリンター市場の先頭に立っているのが米国と欧州各国で、これらの地域では愛好家やアーリーアダプター層が需要を牽引している。

Staples などの小売業者および UPS などのサービスプロバイダーが、各店舗で3Dプリントサービスの試験運用に乗り出したりしているが、モバイル機器エコシステムと同様に、コンシューマー向け3Dプリントサービスが成功するかどうかはひとえに顧客の満足度にかかっているとしている。

それを実現させるには、3Dプリンターの機能性を強化するコンテンツ、連携するクラウドサービスと接続するアプリやオンラインポータルといった仕組みを生み出す必要があるだろうと同報告は指摘する。この種の現行サービスとして、同報告では MakerBot の運営する世界最大級の3D CAD データ共有サイト Thingiverse および Digital Store を挙げている。

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2014年6月21日土曜日

現職米大統領のライフマスクと胸像、3D技術で初めて製作

米国ワシントン D.C.発:スミソニアン学術協会デジタルイメージング専門家チームはこのほど、Barack Obama 米国大統領のライフマスクと胸像を3Dスキャナーと3Dプリンターで製作した。歴代大統領で生前に顔型を取ったことがあるのは初代大統領 Washington や第16代大統領 Lincoln がいるが、Obama 氏のライフマスクおよび胸像は、現職大統領としては初めて3D技術によって作られたことになる。

Obama 大統領のライフマスクおよび胸像は、18日にホワイトハウスで開催された「Maker Faire」イベントで起業家や個人メイカーズの招待客らに披露された。
スミソニアンのチームは今年初め、Obama 大統領の顔を3次元スキャンした。先代大統領の場合とは異なり、呼吸用の細い管を鼻に通して顔に石膏型を当てたままじっと座る必要もなく、わずか5分で大統領の顔のスキャンは完了した。

南カリフォルニア大学の専門家とスミソニアンのチームが「Light Stage」と呼ばれる顔面を3Dスキャンする装置と携帯型3Dスキャナー、そして従来の一眼レフタイプカメラの撮影画像とを組み合わせて3Dデータ化。Autodesk の3Dグラフィックの専門家によってそのデータに高解像度3Dモデリング処理が施され、3D Systems の選択的レーザー焼結造形法( SLS )ハイエンドマシンでプリントアウトされた。胸像は樹脂製で、積層数は 5,000にも上る高精細なもので、完成までに要した時間は約40時間。

3D イメージング専門家 Vince Rossi 氏は次のように評している。「( Obama 大統領のライフマスクは )顔の皺や毛穴まではっきりと分かる」。

Obama 大統領のライフマスクと胸像は、スミソニアン協会の運営するナショナル・ポートレート・ギャラリーのコレクションとして一般公開される。

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2014年6月16日月曜日

15歳の高校生が考える「再生」フィラメント事業

15歳の Grayson Galisky 君は約1年前から、家庭でも学校でも3Dプリンターを使用しているが、解決する必要のある問題があることに気づいた ―― それは「失敗作」がそのままごみ箱行きになること。3Dプリントはもっと環境に優しく、もっと手頃にできるはずだ。

現状では、3Dプリンターから発生する廃棄物の行き着く先は最終処分場であり、そこでは完全に土に還るまで 500年はかかる。1スプール当たり 40 米ドルのフィラメント購入代も無駄になる。

「3Dプリントごみをリサイクルしてフィラメントを作る、というアイディアが浮かんだのは、Kickstarter でフィラメント製造機を見た時。それで、学校の3Dプリンターで出力に失敗した製作物をリサイクルできないだろうかと考えた」と Galisky 君は説明する。

Galisky 君は、このアイディアを思いついた Kickstarter 上で、来月にも資金調達を計画している。彼のプロジェクトでは3Dプリントごみの再生利用に留まらず、マルチカラーフィラメント及び「フィラメント リサイクル ストア」の展開をも視野に入れている。目標資金額は 4,999ドルだ。

この資金調達が軌道に乗り、リサイクルストアがオープンできれば、ユーザーは以下のようなサービスが選択できる。

1). 使用済み樹脂スクラップの持ち込み。
2). 送付済みスクラップ2kgにつき、再生フィラメント1kgを送料無料で受け取り。
3). 樹脂スクラップの粉砕処理及び処理済みスクラップの受け取り。

Galisky 君によれば、再生フィラメントは FDM 方式の3Dプリンター全機種で使用可能で、再生フィラメントの購入目的の顧客にはマルチカラー フィラメントも含め、なるべく低価格で提供するという。

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2014年6月15日日曜日

iPad アプリであっという間に作れる、子ども向け3Dプリンター「Printeer」

米国発:2012年に米国西海岸サンタバーバラに設立された3Dプリンター ベンチャー Mission Street Manufacturing は10日から Kickstarter 上で、同社の新型家庭用小型3Dプリンター「Pioneer」の資金調達キャンペーンを開始している。期間は1か月だが、ほぼ半分が経過した 15日時点で目標資金額5万米ドルの半分以上の 25,557ドルがすでに集まっている。

この「Pioneer」は専用の iPad アプリだけでだれでも簡単に小型オブジェクトを造形できる従来にないコンセプトの3Dプリンター。「地球上でもっともクリエイティヴな人々」、つまり子供たちをターゲットにした製品で、対象年齢層は小学生~高校生の子供たちだ。

高温部や可動部品から子供たちを保護するため、「Printeer」は全体がカバーで覆われたデザインを採用。クリアカバー仕様なので、プリント中の様子が眺められるようになっている。

素材は生分解性で毒性のない PLA 樹脂フィラメント( Φ=1.75mm )で、難しい3D CAD の知識も PC も不要。すべてが iPad アプリ経由のごく簡単な操作のみでプリントが可能だ。

外形寸法は幅 16x奥行9x高さ 12 インチ( 40.6x22.9x30.5 cm )、最大造形寸法6x4x5インチ( 15x10x12.5cm )、重量は 5.5 kg。電源以外はすべてワイヤレス( Wi-Fi 必須 )。台座部は取り外し式、高さは自動調整。3DCG は RepRap G-code 互換。

Mission Street Manufacturing では8月中に専用 iPad アプリを公開、一般向け出荷開始は10月頃の見通し。価格は Kickstarter 出資者の場合、1台当たり 549ドル以上出資すれば専用アプリとフィラメント1巻分のセットが入手できる。




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