2018年6月23日土曜日

HP、広東省に3Dプリントセンターを開設

中国・広東省発:米国 Hewlett-Packard(HP, NYSE:HPQ) はこのほど、中国広東省の仏山市内に3Dプリントセンターを開設、運用を開始した。

この新しい3Dプリントセンターは広東省蓝湾知能技術研究所が運営に当たり、同研究所は HP のマルチジェットフュージョン搭載3Dプリントシステム各製品を使用して自動車やオートバイの部品、およびコンシューマー向け部品などの試作や製造を行う。HP の説明によると、独自開発のマルチジェットフュージョン技術は重量 4.5 トンの物体を吊り下げできる強度を持つチェーンリンクを 30 分で出力可能としている。

同研究所代表の話「製造工程のデジタル化の進行とともに、製品レベルの3Dプリントパーツの需要は今後数年で幾何級数的に拡大するだろう。HP のマルチジェットフュージョン技術を展開することで、われわれは中国国内においても最終製品レベルの部品をより短期間・低コストで顧客に提供可能になる」。

また独 Siemens も最近、同様の3Dプリントセンター拠点を英国内に設置する計画だと明らかにしている。

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2018年6月15日金曜日

カナダ大西洋州の病院などに3Dプリンターを寄贈

カナダ・ニューファウンドランド / ラブラドール州発:ニューファウンドランドメモリアル大学(MUN)の3Dプリント関連研究機関 MUN MED 3D lab は現地時間 6 月 5 日、セント・アンソニーの Dr チャールズ S. カーティス・メモリアル病院に3Dプリンター1台を寄贈した。

3Dプリンターを同病院に贈ったのは同研究所 MED 3D Network リーダー Sivaruban Kanagaratnam 博士らのグループ。3Dプリンターは最新型の Ultimaker で、PLA などのフィラメント素材を加熱して積層する FDM 方式のデスクトッブ型。同グループはまた、地元の教育機関ホワイトヒルズアカデミーに通う高校部の生徒たちにも同製品を贈呈した。贈呈式のプレゼンテーションでは人間の大脳や心臓、骨盤、頸部といった体の部位のほか食べ物、開頭術のシミュレーターも展示された。

MED 3D Network は MUN MED 3D lab の派生部門で、ニューファウンドランド / ラブラドール州をはじめとするカナダ大西洋州における体験学習促進および地域医療の向上を目指している。同グループは3Dプリントラボの開設も推進しており、カーボニア、セントアンソニーにつづき、ハッピーバレー・グースベイにも開設した。

3Dプリンターは今年秋までに計 6 台がカナダ大西洋州各地に寄贈される予定だ。

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