2020年5月25日月曜日

3D Systems、リバースエンジニアリングソフトウェア「 Geomagic Design X 」新バージョンを発表

米国発:3D Systems はこのほど、リバースエンジニアリングソフトウェア「 Geomagic Design X 」の新バージョンを発表した。

同社は、新バージョンではワークフローの効率化、および高精度を実現できるデジタルツールを提供することで設計やエンジニアリング力の
向上が期待できる、としている。

リバースエンジニアリングアプリケーションは現実の3次元物体をスキャンして収集したデータを使用するが、CADモデル変換時には依然としていくつか制限が存在する。同社は、独自のアンロール/リロールを含む新機能により、複雑形状の回転部品を取り込んでも従来比 94 % の作業効率向上が実現できる、としている。

新バージョンから実装された選択的サーフェシング機能は、ハイブリッドモデリングプロセスを簡素化し、有機的フィーチャーとプリズムフィーチャー双方を持つ、従来は取り込み困難だった部品形状にも簡単なワークフローを提供。生産性を向上させ、後工程におけるCAD再利用性を向上させるという。

また同社は、スキャンデータやインポートされたファイルを直接3Dモデルに変換するツールボックス「 Geomagic Wrap 」の新バージョンも合わせて発表した。両製品の最新版は5月末には提供可能になるとしている。

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