2019年3月31日日曜日

Aleph Objects、同社発の業務用デスクトップ3Dプリンター「 LulzBot TAZ Pro 」をリリース

米国コロラド州発:3Dプリンターベンダー Aleph Objects はこのほど、業務用デスクトップ3Dプリンター「 LulzBot TAZ Pro 」をリリースした。

この新型機は、同社のオープンソースベースの3Dプリンター「 LulzBot TAZ 」シリーズの業務用モデルという位置付け。造形容積 280 x 280 x 285 mm と従来製品より大型の3Dオブジェクトの製作が可能。Z軸は新開発のベルトドライブにより高速化と造形品質向上が図られているという。操作は内蔵5インチのフルカラータッチパネルですべて行えるようになっており、造形ベッドの自動調整機能、X、Y、Z軸の自動キャリブレーション機構、およびエクストルーダーノズル自動クリーニング機構を標準搭載。

また、独立昇降機構によるデュアルノズルと 360°パーツ冷却機構の採用で、ほぼ同じ融点を持つ異なる素材間での造形作業もスムーズに行え、フレキシブル素材と業務用ポリマー素材の作業途中での切り替えも可能。フィラメント切れを警告するセンサーも内蔵する。筐体は硬化鋼製で、複合素材から発する高熱にも耐えられる設計となっている。

現在、「 LulzBot TAZ Pro 」は予約販売を受け付けており、出荷は 4 月下旬以降の予定。同社は「 LulzBot TAZ 6 」の高速化と高精度化を図った後継製品の市場投入も計画しており、詳細は 5 月 1 日に発表するとしている。

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2019年3月17日日曜日

「デジタルスレッド」による3Dプリント管理を可能にするモバイルアプリをリリース

米国カリフォルニア州発:3Dプリント処理ソフトウェアサービス会社 Authentise はこのほど、新しいモバイル向けデータ駆動型ワークフロー管理Webアプリケーションを開発したと発表した。

この新モバイルアプリは、製造から後処理までの3Dプリント生産プロセスの各段階をすべてデジタル化して追跡可能にする「デジタルスレッド」と呼ばれる仕組みを実現するためのツール。組み込まれたQRコードをシンプルな UI 上でスキャンするだけで、サポート材除去や検証といった3Dプリントプロセスの追跡が可能になるとしている。

同社によると、このモバイルアプリは各プロセスにおけるパーツ生成の管理と、顧客に行うトレーサビリティ報告の詳細化を目的として開発したという。送信データは同社の機械学習アルゴリズムにフィードバックされ、製造時間予測や品質予測の向上に役立てられる。

新モバイルアプリは近日中に Google Play 上で試用配布される予定。





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2019年3月10日日曜日

Massivit、大型造形物専用3Dプリンターの新製品を発表

イスラエル発:3Dプリンターベンダー Massivit 3D Printing Technologies はこのほど、大型オブジェクト造形専用3Dプリンター「 Massivit 1800 Pro 」を「第 27 回上海国際広告 / サイン テクノロジー & エクィップメント見本市」で発表した。

今回発表された新型3Dプリンターは上位モデル「 1800 Flagship 」、および「 1500 Experimentation 」と同様にサインや POP ディスプレイ、キャラクター、展示装飾などの大型造形物の3Dプリント出力に特化した3Dプリンターとなっている。

「 Massivit 1800 Pro 」は従来型より造形解像度と造形物の耐久性を向上させつつ、プリントプロセスのコストパフォーマンスも高めたとしている。素材の材質に応じて柔軟に解像度を調整可能な解像度可変機能を搭載し、各部位でさまざまに異なる要件に応じて解像度と層厚を造形中に変えることができる。

新型機も従来機と同じく専用ゲル素材を使用して造形を行うが、新機能の「メガクオリティ解像度」が実装され、ゲル消費とプリント作業時間の短縮により、生産ワークフローも最適化されるという。操作は独自インターフェイスの「 Massivit Smart Pro 」ソフトウェアで行う。また、タブレット端末経由での遠隔プリント操作と監視機能も追加された。

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