2018年11月25日日曜日

Kodak が自社ブランドで初のプロ向けデスクトップ3Dプリンターを発売

米国ニューヨーク州発:Kodak(Eastman Kodak Company, NYSE:KODK)は現地時間 11 月5日、同社ブランドでは初のデスクトップFDM型3Dプリンター「 Portrait 3D Printer 」を発表した。

同社によると、この新型3Dプリンターはシングルボードコンピューター「 Raspberry Pi 3 」上の Linux ベースのオープンソース OS「 3DprinterOS 」で動作するFDM型3Dプリンター。同社は世界市場でのブランド使用許諾権を製造元の Smart International に与える契約も締結している。

「 Portrait 3D Printer 」の最大造形容積は 455 x 435 x 565 mm。筐体はスチール製で、造形盤も最高 105 ºC まで耐えられる。コンパクトながらデュアルエクストルーダー搭載のプロユース仕様。ノズルの最高耐熱温度は 295 ºC。

操作は5インチタッチパネルで行い、Wi-Fi、有線LAN、USBポートを搭載。自動レベリング調整とキャリブレーション、プリセット設定機能も内蔵。同社の提供するクラウドサービス「 Kodak 3D cloud 」にサインアップすることで作成した3Dオブジェクトデータのアップロードや共有も可能。遠隔モニター用のカメラも実装し、プリント工程のタイムラプス動画を残すこともできる。「 Portrait 3D Printer 」の本体販売価格は 3,500 米ドル。

Kodak はまた、STEM 教育関連グッズの開発と販売を手がける PCS Edventures! および子会社の Thrust-UAV との業務提携も結び、コンシューマー向け新型ドローン「 Kodak Riot 250R Pro Sport Drone 」もリリースした。





参照元記事1.
参照元記事2.

2018年11月11日日曜日

EOS が新開発のポリマー3Dプリント技術「 LaserProFusion 」を初披露へ

ドイツ・バイロイト州発:EOS GmbH はフランクフルト市内で開催される3Dプリント国際見本市兼カンファレンス「 Formnext 2018 」において、新開発のポリマー3Dプリントテクノロジー「 LaserProFusion 」を初披露すると発表した。

「 LaserProFusion 」は従来の射出成型技術の代替となる新AM技術。造形範囲を単独CO2 レーザーが移動して加工するレーザー焼結技術と異なり、100万近くあるダイオードレーザーが素材を溶融、積層して加工する。加工部位のダイオードレーザーのみ照射されるため、照射時間は劇的に短時間となり、製造工程の最適化および高速化が期待できるとしている。

「 Formnext 2018 」の開催期間は 11 月 13 - 16日。

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