2016年11月28日月曜日

Carima、高速高解像度の大型 DLP 3Dプリンター「 DM250 」をリリース

韓国発:光学機器製造の Carima, Inc. は今月中旬に独フランクフルト市内で開催された「 formnext powered by TCT 2016 」で、DLP 3Dプリンター「 DM 」シリーズ新製品「 DM250 」を発表した。同製品は「 MASTER EV 」の後継シリーズに位置付けられている。

「 DM250 」は最大造形容量 250 x 140.6 x 250 mm で、DLP 3Dプリンターでは最大級。 光源ユニットは 405nm UV LED、X/Y 軸方向画素サイズは 130 µm、Z 軸制御精度は 25 / 50 / 75 / 100 µm。樹脂素材はアクリルライク、ABS ライク、キャスタブル、フレキシブル、そして耐熱 / 高解像度 / 速硬性樹脂など幅広く対応。本体操作は全てタッチパネルで実行できる。高速プリント可能でしかも仕上げ精度も高いため、後処理もあまり必要ないことも特徴だという。

Carima DM250 の主な仕様

最大造形サイズ X / Y / Z( mm ):250 x 140.625 x 250
画素サイズ:X,Y=130µm
Z軸制御:25, 50, 75, 100 µm
Z Control 25, 50, 75, 100 µm
光源ユニット:405nm UV LED
解像度:フルHD 1920 x 1080
対応素材:各種光硬化樹脂
ファイル入力形式:stl, obj, 3ds, amf
ソフトウェア:Carima Slicer
ネットワーク:Ethernet
本体外寸( cm ):65 x 46 x 149
本体重量:92 kg
電源:AC 100 - 240 V 5A

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2016年11月26日土曜日

3Dプリントが化石燃料消費量削減の鍵とスウェーデンのアナリストが指摘

デンマーク発:北欧諸国を中心に事業展開するスウェーデンの金融グループ Nordea Bank AB は現地時間 11 月 24 日、コペンハーゲン市内で開催された国際エネルギー機関( IEA、事務局所在地:仏パリ市 )のカンファレンスで、3Dプリントや電気自動車( EV )といったデジタルテクノロジーによって全世界で消費される化石燃料の削減は可能とする見方を示した。

この発表を行ったのは同金融グループ石油アナリスト Thina Margrethe Saltvedt 氏。発表に先立ち IEA 事務局長 Fatih Birol 氏が最新版 World Energy Outlook 分析に基づき、化石燃料消費量は今後も増加し続けるとの懸念を表明したのに対し、Saltvedt 氏はこの懸念に真っ向から反論する形となった。

Saltvedt 氏によると、2000 年代は石油価格が高止まりする一方で代替技術があまり存在していなかった点を指摘。現在は環境に配慮した新技術開発が進み、低燃費で経済的な船舶や EV 車の増加などの相違点を挙げた同氏は、3Dプリントの利点についても言及した。

Saltvedt 氏は、3Dプリント技術の普及により、モノ作りの地産地消化がさらに加速するため、陸海空の遠距離輸送で消費される化石燃料総量も大幅に削減されると主張した。同氏の根拠となっているのは米通信社 Bloomberg による試算で、それによると 2040 年までに全世界の EV 車台数は約 4億 5,000 万台と見積もられ、さらにその一部の製造工程は3Dプリントに置き換わると考えられている。ただし IEA 側の試算はこれとは異なり、2040 年の全世界における EV 車台数は約 1 億 5,000 万台程度と予測している。

また Saltvedt 氏は化石燃料消費量削減につながる技術として太陽光および風力発電の普及も挙げ、「化石燃料消費量は今後しばらくは増加するが、2025 年以降は減少に転じるだろう」と述べている。

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2016年11月24日木曜日

ロシアのフレキシブルな透明フィラメント「 PROTOTYPER SOFT 」

ロシア発:3Dプリンターフィラメントベンダー Filamentarno はこのほど、「 PROTOTYPER 」シリーズ新製品「 PROTOTYPER T-SOFT / M-SOFT 」をリリースした。

「 PROTOTYPER SOFT 」はフレキシブルな透明フィラメントで、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体( SBS )と呼ばれる硬質ゴム用ポリマー素材でできている。「 T-SOFT 」は一般的な仕上げのフィラメントでカラーは透明、イエロー、オレンジ、レッド、ボトルオリーブなど 12 色。同「 M-SOFT 」はメタリック光沢仕上げで全 9 色。3Dオブジェクトの透明度は Slic3R、Simplify3D、Cura などの3Dスライサーなどに搭載されている「らせん造形」のような機能を利用すれば簡単に調節できる。ガラス様質感を得たい場合は、キシレンや芳香性素材の d-リモネンといった溶剤で後処理することを推奨している。

販売価格は「 PROTOTYPER T-SOFT / M-SOFT 」ともに 1,200 RUB だが、マゼンタのみ 700 RUB。フィラメント詰まりしにくく、また変形にも強い素材なので花瓶、ランプシェード、玩具などの3Dプリント出力に適しているとしている。

製品の主な仕様

径( mm ):Φ = 1.75
耐衝撃性能および耐霜性:-80°C まで
ガラス転移温度:80°C
プリント設定:PLA
耐酸 / 耐アルカリ / 耐アルコール / 耐油脂、およびロシア食品安全性基準準拠製品

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2016年11月19日土曜日

3Dプリント関連国際見本市「 formnext 2016 」に出品された各社新製品について

ドイツ発:今月 15 - 18 日にかけてフランクフルト市内で開催された3Dプリンティングを中心とした最先端技術の国際見本市「 formnext powered by TCT 2016 」には、次のような企業による展示が注目を集めた。

1. Concept Laser GmbH の「 M LINE FACTORY 」:昨年、次世代型 AM 技術コンセプト 「 AM Factory of Tomorrow 」を掲げた同社は、同コンセプトを具現化させたシステム試作品を出展した。パウダー素材処理と生産ユニットを分割、パウダー素材供給とプリント製品除去を同時処理する方式を採用し、大量生産に最適な AM システムだとしている。

2. 3ntr の PEEK代替素材「 nPower 」:イタリアの産業向け3Dプリンターベンダー 3ntr は現在、幅広い分野で高い需要を持つ高機能性樹脂ポリエーテルエーテルケトン( PEEK )に代わる新素材「 nPower 」を参考出品した。「 nPower 」は PEEK に比べて廉価で加工がしやすく、PEEK と同等の耐熱 / 耐水性能を持つとしている( 最高耐熱温度 200 °C )。

3. Roland のセラミック3Dプリンター:DLP 型デスクトップ3Dプリンター「 ARM-10 」を販売する Roland DG Corporation は、同社初となるセラミック専用3Dプリンターを参考出品した。商品化は未定だが、同社では自動車、電気、航空宇宙分野での需要を見込んでいる。

4. Robonze の「 One + 400 」:イタリアの3Dプリンターベンダー Robonze は同社最新製品「 One + 400 」を出品した。医療対応 PEEK、ポリエーテルイミド樹脂、複合素材対応のハイエンド産業用3Dプリンターとのこと。

5. Michelin の「 FormUp 350 」:Michelin SCAFives Group との合弁事業 AddUp Solutions 初の業務用金属加工用3Dプリンター「 FormUp 350 」を出品した。 AddUp Solutions は AM 導入コンサルタントから AM による生産までを統合した新しいソリューションという位置付けで、「 FormUp 350 」は同合弁事業によるハードウェア第 1 弾となる。

6. Prodways の「 ProMaker P4500 」:仏レ・ミュロー市に本部を置く産業用3Dプリンターベンダー Prodways は SLS 大型造形用3Dプリンター「 ProMaker P4500 」を出品した。30W レーザーのスタンダードモデル「 ProMaker P4500 SD 」から 100W レーザーの最高機種「 ProMaker P4500 HT 」の4機種で構成されている。

7. Stratasys の新型「 Fortus 900mc 」:米 Stratasys は独 Siemens AG と共同開発した「 Fortus 900mc 」の新型製品を出品した。「 Fortus 900mc 」は大型造形用 AM 複合機で、同社のクラウドベースプリントソフト「 GrabCAD 」との連携や、遠隔操作による内部モニタリングも可能にしている。

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2016年11月18日金曜日

Markforged がカーボン複合材対応の3Dプリンター2製品を発表

米国マサチューセッツ州発:世界で初めてカーボンファイバー含有素材に対応した3Dプリンター「 MarkOne 」を開発した Markforged, Inc. は現地時間 11 月 17 日、「 Onyx One 」と「 Onyx Pro 」2機種を発表した。

新型2機種は共に今年 6 月にリリースした純正チョップドカーボンファイバーフィラメント「 Onyx 」に対応する。「 Onyx One 」はエントリーモデルという位置付けで販売価格は 3,500 米ドル、上位モデルの「 Onyx Pro 」は 7,000 米ドル。両製品は同社最上位製品「 MarkTwo 」の搭載する CFF 方式とは異なるプリントシステムを採用して価格を抑えているが、仕上がり精度は上位機種並みだとしている(「 MarkTwo 」の販売価格は 13,500 米ドル)。

「 Onyx One 」および「 Onyx Pro 」には同社の開発した3Dプリントソフト「 Eiger」による高速モードも用意され、仕上がり精度を犠牲にすることなく従来より高速の製品出力が可能となっている。両製品は北米地域のみ販売が開始されるが、順次世界 50 か国の同社販売代理店を通じて販売される予定。

Onyx One 
販売価格:3,500 USD
最大造形サイズ:330 x 250 x 200 mm
対応素材:プラスチック( Onyx )
Z軸解像度:100 µm
800cc Onyx spool 同梱

Onyx Pro
販売価格:
最大造形サイズ:330 x 250 x 200 mm
対応素材:プラスチック( Onyx )、グラスファイバー
Z軸解像度:100 µm
800cc Onyx spool, 50cc Fiberglass, スペアプリントベッド同梱

「 Onyx 」フィラメントはナイロンベースにカーボン短繊維を混合したもので、強度はナイロンのみの場合と比べて約 3.5 倍ある。

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2016年11月15日火曜日

iPad をモバイル3次元計測器に変えるアプリ「 Canvas 」

米国カリフォルニア州発:サンフランシスコ市に本拠を置く先進的アプリケーション開発スタートアップ Occipital はこのほど、同社の iPad アドオンデバイス「 Structure Sensor 」用アプリとして新たに「 Canvas 」を追加した。

同社の「 Structure Sensor 」は iPad をモバイル3D深度センサー化するアドオンデバイスで、初代( 2013 年リリース )は Microsoft の「 Kinect 」とほぼ同等の技術を応用してリリースされた。「 Canvas 」はこの「 Structure Sensor 」で部屋の間取りなどの3次元キャプチャーおよび3Dデータ化を簡単に実現させる付属アプリケーションという位置付けだ。

「 Canvas 」の使用法はいたってシンプルで、「 Structure Sensor 」と画角 120° の広角レンズアタッチメントを装着した iPad を持ってアプリ画面上でスキャンボタンをタッチし、測定したい部屋の周囲を歩き回るだけ。あとはアプリ側が自動処理して3次元画像化する。この3次元画像を3D CAD データ化するには、別途同社の作業チームに委託することになる。この場合3D CAD データの完成まで約 48 時間かかるという。測定だけなら 30 秒ほどで完了する。

「 Canvas 」アプリを利用するには「 Structure Sensor 」本体( 379 米ドル )および 120° 広角レンズアタッチメント( 39 米ドル )が必要。3D CAD データ化には 1 件につき別途 29 米ドルかかる。同社はこのアプリの使用で大幅な省力化が見込めるとし、顧客層として工事請負業者、リフォーム業者、インテリアデザイナー、建築家などを想定している。

同社マーケティング部門バイスプレジデント Adam Rodnitzky 氏の話「そのうち、現在の状況がちょうど写真が発明された 1830 年代のように見える時が来るだろう。現在は、我々を取り巻く世界の3次元記録技術が実用化されつつある黎明期に入ったと言える」。

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2016年11月12日土曜日

豪州の教師が廃ロープから3Dプリントフィラメントを作成

オーストラリア・タスマニア州発:タスマニア州技術・継続教育機関( TasTAFE )所属の建築設計科非常勤講師 Marcos Gogolin 氏はこのほど、船舶ロープ廃材を3Dプリンター用フィラメントとして再生する方法を考案した。

Gogolin 氏によると、ロープ廃材からフィラメント製造を思い立ったのは 5 年前にタスマニア島西海岸地方を旅した時、海岸に打ち上げられて散乱するロープの細かい破片の多さに愕然としたからだと言う。「その 5 か月後、今度は3Dプリント講座のために3Dプリンターを支給され、自分がプラスチック製品を更に製作する側になった。いろいろ考えた末、廃ロープを3Dプリンター用フィラメントとして再生することを思いついた」。

Gogolin 氏は当初、市販のグルーガンでロープ廃材を溶融してフィラメントを作成しようと試みたが、うまくいかなかった。そこで産業用の高品質のグルーガンを購入して TasTAFE 学の生たちと共同で廃ロープから再生フィラメントが作成可能な製造機を自作し、実用に耐えられるフィラメントが製造可能になった。再生フィラメント製造機は極めて原始的な作りだが、Gogolin 氏らは地元企業やエンジニアたちがこの再生フィラメント製造技術に着目し、改良の申し出が来ることを期待している。

Gogolin 氏の話「この世界はあまりに多くのプラスチック製品を生産し続けている。まったくクレイジーで、完全に制御不能の状態にある。これ以上のプラスチック製品製造は高コストで、もはや非実用的とさえ言える段階に達している。いずれ人々は資源としてのプラスチックごみの価値に気づくことになるだろう」。

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2016年11月8日火曜日

仏政府が AM と IoT 分野に特化した行動計画策定へ

フランス発:フランス政府はこのほど、3Dプリントを含めたデジタルテクノロジーを推進する目的で新たに 2 つの行動計画を策定する方針を明らかにした。

同国工業相 Christophe Sirugue 氏の声明によると、 2 つの行動計画は共に同国に「未来の産業」を創出し、とりわけ積層造形( AM )および「モノのインターネット」( IoT )分野に照準を合わせた内容とのことだが、計画の詳細は追って発表すると述べるに留めた。

Sirugue 氏は声明で、国内産業がデジタルテクノロジーにおいて他国より遅れを取っている点を深刻に受け止めた上で、「総力を上げて」計画に取り組むとし、この分野における外郭団体による投資の必要性を指摘した。また同氏は財界首脳にもデジタル化による事業近代化のための投資を呼びかけ、デジタル化による付加価値創出効果は 2014 年と 2015 年末時点との比較で 29.4 % から 31.3 % に増加したと述べている。

同氏はまた、従業員がデジタル革命に伴う様々な変化に柔軟に対応できるようにする研修の必要性も強調した。フランス政府は「未来投資プログラム( PIA )」の一環として、今後総額 1 億ユーロを拠出して全労働者のデジタル化対応を目指す意向と伝えられている。

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2016年11月7日月曜日

Aether、スタンフォード大学研究拠点と新型バイオ3Dプリンター共同開発で提携を発表

米国カリフォルニア州発:バイオ3Dプリンタースタートアップ Aether は現地時間 11 月 2 日、スタンフォード大学癌 / ナノテクノロジー研究拠点( CCNE-TD )とバイオ3Dプリント関連の研究開発提携を結んだと発表した。

同社によると、新開発のバイオ3Dプリンターのベータ試験機「 Aether 1 」を CCNE-TD に提供し、CCNE-TD 側はこのベータ機を使用してコンピューターシミュレーション上に仮想的に作成した細胞、組織、器官で行ったシミュレーション内容をバイオ3Dプリントした等価物と比較することで結果を検証するという。

「 Aether 1 」は FDM/ FFF 方式で、最大 2 基までのエクストルーダー / ホットエンドおよび 8本までのシリンジ型エクストルーダー、さらに 14 基までの滴下式のドロップレットジェットエクストルーダーに対応する独自開発のモジュラー方式を採用している( 特許申請中 )。同機は単一プリント作業でこれらのプリント機構を同時に組み合わせてバイオプリントを行う。モジュラー方式なので必要に応じて CNC ドリル、顕微鏡などのパーツに交換可能な仕様となっており、電子回路基板の3Dプリントも可能。キャリブレーションやプリントベッド高さ調節も全て自動で行う。筐体は密閉式で、外装はアルマイト仕上げ。ベータ版のため、今後も仕様変更が予定されている。

同社によると、「 Aether 1 」の販売予定価格は 9,000 米ドルだが、従来数百万ドル台のバイオ3Dプリンターが行っていたのとほぼ同等のバイオファブリケーションが可能だとしている。同社と CCNE-TD は、今後このようなバイオ3Dプリント技術が発展を遂げれば、これまでは不可避だった動物実験の全廃も可能になるだろうと期待する。

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2016年11月4日金曜日

New Balance が Concepts NYC との限定コラボ3Dプリントスニーカーをリリース

米国マサチューセッツ州発:スポーツシューズ製造の New Balance はこのほど、スニーカーブランドショップ Concepts NYC とのコラボ3Dプリントスニーカー「 MS066 」をリリースした。

「 MS066 」は Concepts NYC ショップ( マンハッタン、ハドソン通り 225 番地 )で限定 40 足のみの販売となり、価格は 349.95 米ドル。ミッドソールは SLS 方式の3Dプリント製で、今年 4 月に New Balance がリリースした3Dプリントランニングシューズ「 Zante Generate 」と同様の技術で製造されているが、こちらのミッドソールには衝撃吸収性能と安定性をさらに向上させた特殊なハニカム構造を採用している。

「 MS066 」のデザインを担当したのは東京に拠点を置く New Balance’s Lifestyle Design Studio で、製造工程は全て米国内で行っている。ミッドソールに使用されているのは 3D Systems のエラストマー素材「 DuraForm® TPU 」。シンプルさとフィット感を極めたアッパーは流れるようなニット仕様で、シューレースさえ廃している。

New Balance は「 Zante Generate 」の研究開発と製品試験に数年がかりで取り組んできた。「 MS066 」リリースに合わせて、同社はトレーニングウェア商品 2 点もリリースしている。

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2016年11月1日火曜日

アイダホの大学チームが3Dプリントで製作した超小型衛星が来年3月にも打ち上げへ

米国アイダホ州発:ノースウェストナザリーン大学( NNU )研究チームが3Dプリントで製作した同州初の超小型衛星が、来年3月にも打ち上げられる運びとなった。

同チームが製作したのは 10 x 10 x 11.35 cm の立方体型超小型衛星( キューブサット )「 MakerSat 」で、完成まで2年半かかったという。打ち上げは NASA が行い、NASA 側は3Dプリントで作られた部材が宇宙空間でどのような状態になるのか、データ収集のためにこの「 MakerSat 」を活用することになっている。同衛星は軌道投入後、地球を毎 100 分ごとに一周する。

同チームは2名の教授と4名の学生からなる混成チームで、NASA によって選抜された。当初「 MakerSat 」の打ち上げは 2018 年に予定されていたが、NASA がスケジュールを前倒しした。同衛星は 2017 年 3 月 16 日、米国海洋大気庁( NOAA )の衛星と共に打ち上げられる予定だ。

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