2022年4月16日土曜日

使用済み3Dプリント試作品がボディサーフィン用ハンドプレーンへ❝変身❞

米国/アルゼンチン発:米国とアルゼンチンに本拠を置くデザイン事務所 Uido はこのほど、自社で出たプラスチックごみをリサイクルしたハンドプレーンの3Dプリント製作を始めた。ハンドプレーンは、身体だけで波乗りをする「ボディサーフィン」に使用される、手の下に滑り込ませて使用する補助器具。
プロダクトデザインの提案で欠かせないのが3Dプリントの試作品だが、サイズの異なる試作品が大量のプラスチックごみとなり、これが悩みのタネだった。そこで同事務所は、使用済み3Dプリント試作品をグラインダーで粉砕し、パウダー状にしたものを厚さ 6 mm の板状に加工。こうしてリサイクルされた3Dプリントのハンドプレーンは、異なる色のプラスチック片が集まったカラフルなものに仕上がった。
同製作チームに言わせれば、「ある人から出たごみが、ほかの人のハンドプレーンになった」