2018年3月18日日曜日

音質は落とさず耳を保護できる3Dプリントイヤプラグが登場

ベルギー発:アントウェルペン市に本拠を置くスタートアップ Loop bvba はこのほど、耳鳴りを軽減する3Dプリントイヤプラグ( 耳栓 )を発表した。

同社によると、見た目の悪い従来の耳栓の欠点を解消するお洒落なイヤプラグを作るために3Dプリント技術を採用したという。この3Dプリントイヤプラグの音響チャネルはオランダの聴力保護具トップメーカー Dynamic Ear Company が開発したもので、音楽など必要とする音のみ耳に通し、それ以外のノイズはカットするよう設計されており、耳に入る音楽は高音質が維持される画期的製品としている。カラーバリエーションはゴールド、ブルー、レッドを含む8色が用意されるなど、どんな服装でもフィットするような製品作りがなされている。

世界保健機関( WHO )の統計によると、ライヴやクラブなどの大音響のために耳になんらかの問題を抱える若年層は3人に1人にのぼるという。それでも若者は耳栓をしてまで外出しようとは考えない。同社は高音質かつクールデザインのイヤプラグ製品で、この流れを変えたいとしている。

3Dプリントイヤプラグはシリコン製の予備イヤチップが 4 本、フォームタイプのイヤチップが 2 本、およびレザーの携帯ポーチ付き。販売価格は 29.95 ユーロ。

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