2019年10月27日日曜日

世界最速の大型3Dプリンターシステムを開発

米国・イリノイ州発:ノースウェスタン大学の研究者チームはこのほど、人間の身長ほどの高さのオブジェクトを数時間以内に高速プリントアウト可能な大型3Dプリンターシステムを開発したと発表した。

同開発チームによると、この新型3Dプリンターは SLA 方式を改良した新方式の HARP(ハイエリア高速プリント)テクノロジーを搭載し、造形サイズ 0.2 m² 以内で高さ1m 以下のオブジェクトならわずか 1時間で造形することができ、これは現時点で最速だという。またプリンター本体の高さも 4m ほどで、倉庫一軒分を占有するような従来製品と比べればコンパクトな点もメリットに挙げている。

この HARP テクノロジー搭載の高速大型3Dプリンターは現時点ではまだ学内のみの使用にとどまってはいるが、同開発チームは今後 1年半以内に商用化して販売することを目指している。




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