2020年8月12日水曜日

3D Systems が全従業員を 20 % 削減へ

米国発:3D Systems(NYSE:DDD)はこのほど、「持続可能で収益性の高い成長のため」として、全従業員を 20 % 削減すると発表した。同社によると、今回の余剰人員削減の大半は年末までに完了する予定で、年間 1億ドルの営業コスト削減が見込めるとしている。
 3D Systemsのレイオフは、3D Systemsの 2020 年第 2 四半期の決算発表後に実施される。売上高は前年同期比 28.7 %減、2020 年第1四半期比 16.8 % 減となっている。
3D Systemsは、COVID-19パンデミックの継続的な影響を業績不振の主な理由として挙げている。今回の決定は Stratasys が 6月に発表したものと同じく、従業員や主要顧客との協議を経て行われている。
3D Systems はおもに 2020 年後半に退職金、拠点閉鎖、その他費用として 2,500 万米ドルから 3,000 万米ドルの範囲の現金費用が発生すると予想するが、2021年には追加費用が発生する可能性もある。また、同社は新たな戦略的重点分野に合致しない事業の一部を売却することも検討している。