2017年4月8日土曜日

McLaren-Honda が F1 GP に Stratasys の3Dプリンターを持ち込んで参戦

英国サリー州発:英 F1 チーム McLaren-Honda は今月 14 日開催の「 F1 バーレーン GP 」のピットに米 Stratasys, Ltd. ( NASDAQ:SSYS )製 FDM 3Dプリンターを持ち込み、レース現場でマシンパーツデザインの微調整を実施すると発表した。

同チームは Stratasys と技術提携し、先月デビューしたばかりの新型 F1 マシン「 MCL32 」用パーツの試作およびレース現場での微調整を行う。同チームはすでに Stratasys の業務用 FDM3Dプリンター「 Fortus 450mc Production 」や「 Stratasys J750 」を使用して油圧管ブラケット、リアウイング、無線ハーネス結束ブーツ、ブレーキ冷却ダクトなどのパーツを炭素繊維強化ナイロンフィラメント( FDM® Nylon 12CF )など Stratasys 純正素材でプリントアウトしており、各3Dプリントパーツは実戦に使用する「 MCL32 」マシンに搭載される。またステアリングデザインの試作品も3Dプリントしている。

3Dプリントを使用するメリットとして、マシン軽量化と短時間でのパーツ出力が可能になる点が挙げられる。たとえば油圧管ブラケットの場合、従来製法では約 2 週間かかっていたが、3Dプリントではわずか 4 時間しかかからない。McLaren-Honda は 14 日の GP には Stratasys の FDM 3Dプリンター「 uPrint SE Plus 」を持ち込んで参戦する。

参照元記事1.
参照元記事2.