2017年5月17日水曜日

ルーマニアの大学が3Dプリントで航空機エンジンを試作

ルーマニア・ブラショヴ県発:トランシルヴァニア大学の研究者がこのほど、世界で初めてとなるほぼ全てが3Dプリント製の航空機用エンジン試作に成功した。

この研究者は同大学の Valentin Stamate 氏。試作したエンジンは 2 ストロークサイクル( 容積 10 cm³ )で、回転数は 10,000 / rpm。使用したのは粉末焼結積層造形方式( SLS / SLM )の金属3Dプリンターで、鉄、アルミ、青銅 / 鉄パウダーを使用してほとんどのパーツを3Dプリントで製作した。3Dプリントで製作できなかったのはプロペラおよびプロペラヘッド、スパークプラグ、軸受、ネジ / ナットなど。試作にかかった費用は 20,000 ユーロで、全額を同大学が負担した。 Stamate 氏は 2 年前に教職を辞して、現在は3Dプリントエンジンの研究開発に専念している。

参照元記事