2017年6月25日日曜日

ピッツバーグ大学が船舶用金属パウダー新素材を開発中

米国ペンシルベニア州発:ピッツバーグ大学工学部スワンソン校の研究者グループはこのほど、米国海軍研究所( ONR )から船舶建造用の次世代金属3Dプリント用金属素材開発資金として 449,000 米ドルの提供を受けた。ONR による開発資金提供は今後 3 年間続く。

今回、資金提供を受けたのは同校機械工学 / 材料科学科助教 Wei Xiong 氏らの開発グループ。同グループで開発中の3Dプリント用金属パウダー素材は高剛性低合金( HSLA )素材で、3Dプリント用として初の HSLA パウダーだという。

この金属新素材は損傷を受けた船舶の洋上補修に最適だと Xiong 氏。「船内に金属加工用 AM 装置を設置しておけば、理屈の上では帰港せずに航行中に補修することができる」。開発中の船舶用金属パウダー素材は、特に耐腐食性能の極めて高いことが要求される。

同時に、航行中の補修に乗員が使用するための専用ツールキット開発も進行中だが、こちらのほうは詳細は明らかにされていない。

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