2017年8月27日日曜日

アルゼンチンの研究者グループが複雑な構造物が作成可能な新型3Dバイオプリンターを開発中

アルゼンチン発:アルゼンチン国立科学技術研究会議( CONICET )およびラプラタ国立大学の研究者グループは現在、4軸構成の3Dバイオプリントシステムの開発に取り組む。

同グループによると、開発中の新型3Dバイオプリンターでは従来の FDM 型3Dプリンターでは造形不可能だったチューブ状や螺旋状メッシュ構造などの複雑な形状物の作成が可能で、交換可能ノズル式インジェクターを使用してバイオポリマー素材によるチューブ状 / 螺旋状メッシュ構造物の作成を目標にしている。

バイオプリンターに追加された第4の軸は回転式で、時計回り / 反時計回りの切り替えができ、ここにバイオ素材が滴下されて螺旋形状を生成する。開発で試用したのはアルギン酸塩、ペクチン、キトサン、ヒドロゲルを含むバイオポリマー混合素材。同グループは、最終的にはこの新技術によって、注意深くメッシュ生成された生体適合性素材の足場材内部で細胞成長を促進させることができればよい、と話す。




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