2019年9月13日金曜日

デンマークの美大生が生分解性3Dプリントシャツなどを制作

デンマーク発:デンマーク王立美術院(KADK)の学生 Mats Beckman 氏は、卒業作品として3Dプリント + 3Dペン + アイロンの組み合わせで、生分解性素材でできた半袖シャツを含むメンズアウトフィットを制作した。

卒業制作で使用したのはデスクトップ型 FDM 3Dプリンターの Ultimaker 3、各種の3Dペン、アイロンを含む熱圧機器。遺伝子組み換えではないコーンスターチでできたフィラメントを使用して、作品を堆肥に転用可能にした点が評価され、同大学から国連 SDGs 賞を受賞した。

同氏によれば、制作したシャツやアクセサリー類は寒暖に対する耐候性があり、湿気、微生物、酸素、高温すべてに晒されないかぎり、一度着用しただけでバラバラになったりしない、としている。Beckman 氏は今後も3Dプリント方式の生分解性の服の開発を継続するとし、この新方式はアクセサリーから家具調度の追加パーツに至るまで、すべての製品のデザインに使える可能性のある、と考えている。

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