2020年4月19日日曜日

鉄鋼大手 ArcelorMittal も3Dプリント人工呼吸器の試作品開発へ

インド・西ベンガル州発:鉄鋼大手 ArcelorMittal のインド子会社 ArcelorMittal Design & Engineering Centre はこのほど、COVID-19 パンデミックにより世界各地で不足が深刻な人工呼吸器の供給に参加することを表明した。

同 R & D センターでは3Dプリント製人工呼吸器の試作品を開発し、この試作品はただちに病院で試用される。問題がないようならば、生産設備を強化して増産体制に入る。

同社によると現在、酸素の供給だけでなく、AI アルゴリズムが組み込まれた薬剤投与も可能な上位版の3Dプリント製人工呼吸器の試作品開発に注力しているという。

新型コロナパンデミックは世界の鉄鋼市場に大きな影響をおよぼしている。その影響は前年度鉄鋼総生産の 47% 近くを占める欧州だけでなく、感染者が急増[3月末時点]する米国にもおよび、また同社拠点のある南アフリカやインドでも感染報告が増えている。同社では生産水準落ち込みの影響を最小限に食い止めるため、手元資金の維持、および生産減に伴う経費削減のための思い切った措置を実行に移しているという。

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