2016年5月28日土曜日

Leapfrog が大型3Dプリンター新製品「 XceL 」をリリース

オランダ南ホラント州発:Leapfrog はこのほど、大型3Dプリンターの新製品「 XceL 」をリリースした。

「 XceL 」の最大造形サイズは 530 x 500 x 2300 mm で、完全密閉式筐体とデュアルエクストルーダーシステムを採用。プリント中、スライドドアは完全に閉じられるため造形室内の温度変化もなく、安定したプリントが可能。ドアは作業完了時に解錠される。

このような大型製品の場合、ネックとなるのが万一の際に無駄になる膨大なフィラメントだが、同社開発チームは特許を取得した PerfectLevel 自動キャリブレーションシステムにより、作業開始前に造形ベッド調整を全自動で実施するという回避策を講じている。またフィラメントの自動送りシステムおよびフィラメント自動検知機能も搭載し、フィラメント切れの際も自動的に追加装填を促す。Wi-Fi も搭載しており、スマートフォンやタブレット上のブラウザ経由でのリモート制御も可能。

開発チームはこの新製品を使用して、巨大なランプシェードやチェアの試作も行った。

Leapfrog XceL の主な仕様

本体寸法:945 x 1030 x 2900 mm 
造形サイズ / 容量:530/510 x 500 x 2300 mm、610L
フィラメント径:Φ = 1.75 mm 
対応フィラメント:PLA 
層厚:0.1 - 0.6 mm
エクストルーダー:Φ = 0.35 - 1.2 mm x2、ホットエンド最高温度 275 °
最高プリント速度:10,800 mm / min、180 mm / sec 
位置精度:0.018 mm ( D,W )、0.010 mm( H )
内部 OS :Linux 
電源:85 - 133 VAC, 170 - 264 VAC / 47 - 63 Hz 
消費電力:1400 W 

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