2016年12月16日金曜日

2060 年のホテルには3Dプリンターが全部屋に常備と最新研究が予測

米国テキサス州発:オンラインホテル予約サービスを提供する Hotels.com L.P. ( ダラス市 )はこのほど、「未来のホテル」と題したホテルサービスに関する未来予測研究最新版を公表した。

今回の報告は未来予測専門シンクタンク「地球未来研究所」CEO で未来学者の James Canton 博士をパートナーに迎えて分析された結果を発表したもの。それによると 2016 年のホテルには自律型ロボットによる「ロボ執事」、ホテル環境自体を宿泊客の投票に応じて変えられる「クラウドソースドホテル( このサービスが実現すれば、たとえば「ジュラシックパーク」のような環境を出現させることも可能 )」、DNA 解析によるインスタントチェックインや DNA モバイルペイメント、DNA 情報に基づき各個人にカスタマイズされ健康寿命を促進する「スパ 2.0 」など奇抜なサービスが挙げられているが、中でも現実可能性の高いサービスと言えるのが3Dプリンターの常設配備だ。

同報告によると 2060 年にはどのホテルにも3Dプリンターが各部屋1台ずつ配備され、「重い荷物を持っての移動」は過去の話になると予測する。利用客は部屋に備え付けの3Dプリンターで歯ブラシや靴、薬、果ては PC やモバイル端末まで、「物質から作られている物全て」をその場でプリントアウトすることができるという。

Canton 博士の話「未来の旅行はじつに胸躍ることになるだろう。ホテル予約そのものがデータマイニングや思考を直接読み取るインテュイティヴ・コンピューティングを駆使した人工知能( AI )エージェントが代行するようになり、このような新しいトラベルデザイン研究の進展でより各個人のニーズにカスタマイズした宿泊体験の提供が可能になる。またこれらのサービスはその個人が利用するときはいつでも呼び出せるため、一生涯楽しむことができる」。

3D技術関連ではたとえば3Dホログラムを駆使したリアルスポーツ観戦や、居ながらにしてレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画鑑賞やエベレスト登山が体験可能な VR エンターテインメントも挙げられている。

参照元記事1.
参照元記事2.