2017年1月28日土曜日

ヤマトがワンストップ3Dプリント配送サービスを開始

日本発:物流大手ヤマトホールディングス株式会社( YAMATO HOLDINGS CO., LTD. )は 1 月27 日、3Dプリント / 配送サービス事業を 2 月 1 日から開始すると発表した。

同社によると、同社傘下ヤマトシステム開発株式会社( YSD )が同社最大の物流拠点の羽田クロノゲートに3Dプリントセンターを開設、米国製3Dプリンターを複数台備えた製造設備でまずは医療用装具や医学模型等に限定したワンストップ3Dプリント配送サービスを展開するという。

同様のオーダーメイド / オンデマンド3Dプリント配送サービスは米 United Parcel Service( UPS )が先行しているが、YSD によると医療分野ではそれぞれの患者に最適なカスタマイズが3Dプリント製造方式では容易にできるため、この部門からのサービス開始となったという。また3Dスキャンデータを医療機関から直接受領して3Dプリントすることで、従来の3Dプリント配送サービスで通常 7 - 10 日かかっていた工程をわずか 3 日程度にまで短縮でき、時間的制約の厳しい顧客の要望にも柔軟に対処できるとしている。

YSD では今後、医療部門から順次取扱い品目を拡大して一般的な少量多品目生産および試作製造も引き受ける計画で、2025 年までに年間売上 100 億円を目指すとしている。

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