2019年2月25日月曜日

見る角度によって色が変わる3Dプリント新素材を開発

オランダ・ヘルダーラント州発:ヴァーヘニンゲン大学研究者グループはこのほど、見る角度によって異なる2色に変化する3Dプリント用新素材を使用して小型ゴブレットの試作に成功したと、専門誌 Beilstein Journal of Nanotechnology 電子版上に発表した。

この新素材はポリビニル・アルコール(PVA)と、ごく微量の金粒子(全体の 0.07 %)とを混合して作成。見る側とおなじ角度から入る光源からは金粒子が光を反射して不透明な茶色に見えるが、反対側から光を受けると光は3Dオブジェクトを透過して全体が透明感のあるバイオレット色となる。市販の一般的な3Dプリンターでも使用可能だ。

現在、同グループは他のナノ粒子と樹脂素材との組み合わせで生じるさまざまな色彩効果を検証し、さらに改良を重ねている。




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