2017年9月18日月曜日

独財団が3Dプリントステント技術関連研究に22 万ユーロを拠出

ドイツ・バイエルン州発:バイエルン研究財団( Bayerische Forschungsstiftung )はルプブルク市に本社を置く FIT Production GmbH で開催された式典で、3Dプリントステント技術関連研究プロジェクト「 NewGen-Stent research project 」に 22 万ユーロを拠出すると発表した。

同州の内務財務担当相は同財団の補助金交付に関し、今回の補助金交付は同州における冠動脈疾患をはじめとする重度の心疾患治療に多大なブレイクスルーをもたらすだろうとコメントした。

同州では心臓血管関連の研究および技術開発産業が急成長している。レーゲンスブルク技術専門学校( OTH )教授 Ulf Noster 氏によると、心臓ステント留置術の現況は完璧には程遠いという。「治療効果によってかえって傷口が悪化したりと、現在の技術ではこれ以上の改善は困難。3Dプリントなら新しいステント設計の可能性があり、血管損傷のリスクを最小限に抑えながらさらに正確な制御が行えるようになる。NewGen-Stent project の目標はまさしくそこにある」。

同財団は 1990 年に設立され、これまで 831 のプロジェクトに対し総額約 5 億 5,000 万ユーロの補助金を交付してきた。NewGen-Stent project はレーゲンスブルク技術専門学校と FIT Production GmbH、およびレーゲンスブルク大学病院との共同プロジェクト。

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