2015年5月19日火曜日

NASA が3Dプリンタブルな居住地建設のアイディアを公募

米国発:米国航空宇宙局( NASA )と積層造形推進団体 America Makes 、および Maker Faire は現地時間5月 16 日、「 3D Printed Habitat Challenge 」開催を発表した。同コンペは NASA 主催の Centennial Challenges コンテストの一環で、持続可能な居住空間を建設するために必要な3Dプリント技術のさらなるイノベーションを促すコンペで、賞金総額は 225 万ドル。

現在、地球周回軌道への打ち上げコストは、約1kg 当たり2万ドルもかかっている。このままでは将来の有人火星探査の際、コロニー建設用資材を運搬するといったことはとうてい不可能だ。そこで NASA は、3Dプリント技術を援用して現地調達可能な資材でオンサイト建設することを目指しており、本コンペの開催目的の1つにもなっている。

コンペは2段階に分かれており、第1段階が3Dプリントの特性を最大限活用した、最新の建築コンセプトを募集する。賞金は5万ドルで、提出期限は9月 27 日。第2段階では 1). 現地調達可能 / 再利用可能な資材で3Dプリント可能な居住地が建設できること、もしくは 2). 実際の居住空間を3Dプリントで建設すること、が参加者に要求される。こちらの賞金は各部門にそれぞれ 110 万ドルが授与される。

参照元記事1
参照元記事2