2016年11月8日火曜日

仏政府が AM と IoT 分野に特化した行動計画策定へ

フランス発:フランス政府はこのほど、3Dプリントを含めたデジタルテクノロジーを推進する目的で新たに 2 つの行動計画を策定する方針を明らかにした。

同国工業相 Christophe Sirugue 氏の声明によると、 2 つの行動計画は共に同国に「未来の産業」を創出し、とりわけ積層造形( AM )および「モノのインターネット」( IoT )分野に照準を合わせた内容とのことだが、計画の詳細は追って発表すると述べるに留めた。

Sirugue 氏は声明で、国内産業がデジタルテクノロジーにおいて他国より遅れを取っている点を深刻に受け止めた上で、「総力を上げて」計画に取り組むとし、この分野における外郭団体による投資の必要性を指摘した。また同氏は財界首脳にもデジタル化による事業近代化のための投資を呼びかけ、デジタル化による付加価値創出効果は 2014 年と 2015 年末時点との比較で 29.4 % から 31.3 % に増加したと述べている。

同氏はまた、従業員がデジタル革命に伴う様々な変化に柔軟に対応できるようにする研修の必要性も強調した。フランス政府は「未来投資プログラム( PIA )」の一環として、今後総額 1 億ユーロを拠出して全労働者のデジタル化対応を目指す意向と伝えられている。

参照元記事