2014年1月13日月曜日

層間解像度 100nm のデスクトップ光造形 3Dプリンターが登場

2013年に設立されたばかりの 3Dプリンターのベンチャー、Old World Laboratories ( OWL )は現地時間 1月 8日、2000-5000米ドル価格帯のデスクトップ型 3Dプリンターとしては世界初となる層間解像度 100nm という超高精細な光造形が可能な「OWL Nano」のリリースを発表した。

「OWL Nano は従来、非常に高価格で大型の 3Dプリンターでなければ得られなかった正確で信頼性の高い造形出力が可能だ。精密な小型部品および金型を少量生産することを望むメイカーすべてにとって、OWL Nano はまさに理想的なツール。頭に思い描いたとおりに、寸分違わず造形できる」と、同社の Nicholas Liverman 氏。デザインおよび生産現場で極めて正確かつ強力なソリューションを求める個人や団体にとって、3Dプリント テクノロジーはさらに身近なものになる」。

「OWL Nano」は、光造形タイプの従来機種ではミラーで反射させていたレーザー光をできる限り造形物に近接させて直接照射することにより、従来機に比べて層間解像度 100分の1というきわめて高精度の積層造形を可能にした。ミラーレスのため、光線の歪みも抑えられている。このためレーザー光が、直上の造形物に対して正確な垂直面で当たり、従来機種に比べて完成品のバラツキがないという。同製品の製造組み立ては、ヴァージニア州にある自社工場で行われる。

「OWL Nano」の主要な仕様は以下の通り。

出力方式:   
光造形 ( SLA )
層間解像度:
100 ナノメートル
最大造形サイズ:
288 in3 ( 6L x 6W x 8H in )

4,500,000 mm3 ( 150L x 150W x 200H mm ) 
重量:
45 lbs( 約 20kg )
電源:
1.4 A, 120 V
造形温度:
72 – 77 F( 22-25°C )
使用可能素材:
アクリル樹脂、フォトポリマー樹脂
3Dプリント ソフトウェア:
Netfabb製品に同梱 )
ファームウェア:

サポート OS:
Marlin  Filmare( 製品に同梱 )
Mac,  Windows,  Linux 


参照元記事