ラスベガスで10日まで開催されている今年の Consumer Electronics Show(CES 2014 ) では、3Dプリンティング関連ブースも盛況だ。 たとえば 3D Systems が出品している「ChefJet / ChefJet Pro」は、 砂糖菓子をさまざまな形に造形可能な「食品用」3Dプリンター。 同社によれば食べられるお菓子の出力専用 3Dプリンターは「世界初」だとし、今年後半にも発売開始予定。
一方、光造形法式による高精細な造形を売りにする「Form 1」の製造元 Formlabs は CES 開催初日の7日、3D CAD の知識がなくても 3Dデータ生成可能なプリントソフト「PreForm 1.0」の正式版提供と、暗号仮想通貨 Bitcoin 決済への対応を発表した。
「PreForm 1.0」は同社製 3Dプリンター「Form 1」向け 3Dデータ プリントソフトで、 サポート材の自動生成やオブジェクト完成時にサポート材を素早く 切り離せる機能を搭載、obj ファイルにも対応する。CES の同社出展ブース( 31520 )でデモが体験できる。ベータテストの結果、 FormLabs チームは、この作成ソフトによって究極の目標、 すなわち「クリック1つで 3Dプリントアウト」に一歩近づいたという。
デジタル通貨 Bitcoin による決済については、同社オンラインストアでの製品・サービス購入の際に利用可能となる。同社の Sam Jocoby 氏は、Bitcoin 決済に対応することでユーザー層がさらに拡大すると説明する。「われわれは今、 デジタルテクノロジー時代の入り口に立っている。 それはわれわれの顧客も同じで、 Bitcoin のようなデジタル通貨決済の利用も急速に増えている。 Form 1 を使って、リアルな Bitcoin をプリントアウトする向きまで出てくるかもしれな い」。
→ 参照元記事1.
→ 参照元記事2.