2014年1月12日日曜日

Formlabs が Bitcoin 決済に正式対応

ラスベガスで10日まで開催されている今年の Consumer Electronics Show(CES 2014 ) では、3Dプリンティング関連ブースも盛況だ。たとえば 3D Systems が出品している「ChefJet / ChefJet Pro」は、砂糖菓子をさまざまな形に造形可能な「食品用」3Dプリンター。同社によれば食べられるお菓子の出力専用 3Dプリンターは「世界初」だとし、今年後半にも発売開始予定。

一方、光造形法式による高精細な造形を売りにする「Form 1」の製造元 Formlabs は CES 開催初日の7日、3D CAD の知識がなくても 3Dデータ生成可能なプリントソフトPreForm 1.0」の正式版提供と、暗号仮想通貨 Bitcoin 決済への対応を発表した。

PreForm 1.0」は同社製 3Dプリンター「Form 1」向け 3Dデータ プリントソフトで、サポート材の自動生成やオブジェクト完成時にサポート材を素早く切り離せる機能を搭載、obj ファイルにも対応する。CES の同社出展ブース( 31520 )でデモが体験できる。ベータテストの結果、FormLabs チームは、この作成ソフトによって究極の目標、すなわち「クリック1つで 3Dプリントアウト」に一歩近づいたという。

デジタル通貨 Bitcoin による決済については、同社オンラインストアの製品・サービス購入の際に利用可能となる。同社の Sam Jocoby 氏は、Bitcoin 決済に対応することでユーザー層がさらに拡大すると説明する。「われわれは今、デジタルテクノロジー時代の入り口に立っている。それはわれわれの顧客も同じで、Bitcoin のようなデジタル通貨決済の利用も急速に増えている。Form 1 を使って、リアルな Bitcoin をプリントアウトする向きまで出てくるかもしれない」。