2014年10月7日火曜日

HP が2つの上場企業に分社化へ

米国発: Hewlett-Packard( HP, NYSE:HPQ )は米東部標準時間の 10月6日、企業向けハードウェア事業とプリンター事業を分離すると発表、同時に分社化に伴って大規模なリストラ計画も明らかにした。「HP」ロゴは維持する。

分社化により、サーバ、ストレージ、ネットワーク、クラウドなど企業向けサービス部門と PC / プリンター部門は今後、独立した上場企業となり、企業向け部門は Hewlett Packard Enterprise と名称を変更する。

企業および一般コンシューマー向け PC とプリンター部門は HP Inc. という名称になり、3Dプリンターも含めた事業に集中する。同社の投資家向け情報によれば、新会社は「収益性および純現金収支の強化により、3Dプリンティングや新しいコンピューティング体験提供といった成長市場への投資が可能になる」という。

同社 CEO Meg Whitman 氏によると、今回の分社化とリストラ計画は HP に「マーケットと顧客の動向を敏感にキャッチし、対応可能なフレキシブルな機動性」を与えるだろうとしている。

同社のリストラ計画については、業務内容のスリム化および省コスト化、イノベーション加速の目的ですでに 2012年から着手している。今回の分社化完了は 2015会計年度中の見込み。

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