2016年1月18日月曜日

パリで3Dプリントに関する特別展示が今春開催

フランス発:Le Lieu du Design Paris[ パリ デザインセンター ]は今春、Centre Pompidou との連携企画として3Dプリントに特化した特別展示Impression 3D, l’usine du futur [ 未来の工場、3Dプリント ]」を開催することになった。

同展示会は様々な分野における3Dプリント技術を多角的に紹介する趣旨のもので、同国内では初の試み。3Dプリント建築、3Dプリントアパレル、3Dプリント食品等、産業から経済、クリエイティブ分野および社会問題と幅広く網羅し、世界的な3Dデザイナー / アーティストによる3Dプリントプロジェクトが展示される。世界的工業デザイナー Ron Arad 氏の D-Frame アイウェアコレクション、オランダの若手デザイナー Lilian van Daal 氏製作の生態模倣3Dプリントチェア、イタリアのデザイン集団  Maison 203 による3Dプリントクラッチバッグ Armure、 英国のプロダクトデザイナー Lionel T Dean 氏製作の3Dプリントゴールドジュエリー等が出品予定。

同センターは次のように述べる。「3Dプリントはカスタマイズ製品の少量生産やラピッドプロトタイピングを可能にする。その世界市場は 27 億ユーロ規模であり、年間成長率は 30 % を上回っている。この重要な技術を導入してその恩恵に預かるデザイナーや企業の数はますます増加している」。

「 Impression 3D, l’usine du futur 」展の会期は 4月 1 日 - 6 月 9 日の3か月。その後、Centre Pompidou にて関連展示が数回、今年から来年にかけて開催されることになっている。

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