2016年3月28日月曜日

PV Nano Cell、ナノメートル導電デジタルインク製品群をお披露目

イスラエル発:単結晶ナノメートル導電デジタルインク製造の PV Nano Cell Ltd. はこのほど、同社ハイエンド導電デジタルインク Sicrys™ シリーズを来月7-8 日、独ミュンヘン市内で開催されるプリンテッドエレクトロニクス見本市「 LOPEC 2016 [ Hall B0, Booth 109 ]」にて展示する。

同社 Sicrys シリーズは基盤に印刷される電子回路パターンをナノレベルまで極小化させ、同時に省資源性能も極限まで追求したデジタルインク製品で、プリンテッドエレクトロニクスの大量生産用として開発された。最新製品は耐水性や耐湿潤性能に優れる銀インク製品「 Sicrys I50TM-119 」、および業界初となる銅インク製品。同社によると銅インク製品は銀インク製品より廉価だが、性能は銀インク製品と同等だとしている。

PV Nano Cell は 2009 年の創業で、Sicrys 製品はもともと2Dデジタルインクジェット応用製品( 太陽光発電機器、PCB、RFID など )用として開発されたもの。現在はスマートフォンなど非平面デバイスの内蔵アンテナ用途を含めて幅広く使用されており、同社は「 2015 IDTechEx 」で3Dプリント素材開発における最高賞も受賞している。

参照元記事1
参照元記事2