2016年4月25日月曜日

世界の3Dプリント関連市場は 2022 年までに 300 億ドル超に

アイルランド発:ダブリン市に本拠を置く調査会社大手 Research and Markets はこのほど、2022 年までの3Dプリント世界市場の最新動向レポートを公表した。

「機種 / 素材 / 素材形式 / 工程 / 技術 / ソフトウェア / サービス / アプリケーション各部門における3Dプリンティング市場グローバル予測 2022 」と題されたこの最新レポートによると、世界の3Dプリント関連マーケットは 2015 - 2022 年の今後 7 年で、49 億 8,000 万ドル( USD )から6倍超の 301 億 9,000 万ドル規模へと拡大、2016 - 2022 CAGR[ 年平均成長率 ]は 28.5 % になると見込んでいる

2015 年度の3Dプリント世界市場の大半を占めたのが航空宇宙、防衛、健康医療、産業、消費財といった主要産業部門だったが、教育、プリンテッドエレクトロニクス( PE )、エネルギー、宝飾といった部門が今後 7 年で成長すると予測されている。

2015 年の3Dプリント市場のシェアを独占したのは米国だった。米国では主要な製造業、航空宇宙 / 軍事産業、医療といった各部門が3Dプリント技術を導入し、マーケット拡大に貢献した。GE は航空機製造に SLS ベースの積層造形機 ( AM )を導入し、技術革新と積極的な助成により、特に北米地域での3Dプリント市場の拡大が後押しされた。

だが、2016 - 2022 年での急成長が期待されるのはアジア太平洋地域( APAC )の3Dプリントマーケットだと同報告は指摘する。行政府によるイニシアティブ、研究開発助成、3Dプリント関連産業基盤の拡大がこの APAC 市場を活性化し、その主要な牽引役として日本と中国を挙げている。

参照元記事1
参照元記事2