2016年6月11日土曜日

Highcon Systems が次世代型紙ベース3Dプリンターを 2019 年に発売へ

イスラエル発:ヤブネ市に本拠を置くデジタル カッティング / クリーシングマシン製造 Highcon Systems Ltd. は 紙素材ベースの3Dプリンター「 Shape 3D 」を今月 10 日まで独デュッセルドルフ市で開催された印刷 / クロスメディアソリューション国際見本市「 drupa 2016 」展示ブース( Hall 9, C50 )にて初披露した。同機は 2019 年の発売予定。

「 Shape 3D 」は同社の「高速積層生産技術」を搭載した大型造形用3Dプリンター。詳細な仕様等は現時点では不明だが、紙素材を使用する3Dプリンターは既にアイルランドの Mcor Technologies Ltd の「 Iris HD 」や「 ARKe 」が販売されているが、Highcon の新型機は「従来の3Dプリント技術では成し得なかった低コスト / 高速プリントで3次元製品を生産可能」で、家具調度から様々な日用品、産業用モデルまで幅広い製造分野に対応するという。本体デザインは同じイスラエルの自動車デザイナー Padwa Design が担当している。

「 drupa 2016 」展示会場では「 Shape 3D 」の他に、同社のデジタルカッティングマシン「 Euclid 」で製作した巨大な折り紙オブジェクトが天井から吊り下げられ、注目を集めていた。オブジェクトのデザインは折り紙アーティストの Wanda Barcelona 氏によるもの。



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