2015年10月18日日曜日

CANON、早ければ2年後にも自社開発3Dプリンターで3Dプリンター市場に本格参入へ

フランス発:Canon Inc. は今月 13 日から2日間開催された「 Canon EXPO Paris 」において、初の自社製新型3Dプリンターで同市場に本格参入すると発表した。

同会場には開発中とされる新型3Dプリンター試作機で製作したオブジェクトが展示されたが、試作機自体は「日本国内のどこかに」あるとし、会場には展示されなかった。

この新開発3Dプリンターについて現時点では詳細は不明だが、液体樹脂ベースのラミネート加工方式を採用するのではないかと言われている。幅広い市販素材に対応する一方、プリントスピードの高速化とコスト削減を同時に実現させ、面倒で時間のかかる後処理不要な仕上がり精度を目指すとし、最終製品生産用としても使用可能な製品開発を目指す。

同社は既に 3Dスキャナーなどのデジタル機器と多数の3Dデータ形式をシームレスに扱えるソフトウェアを開発している。同社によれば参入は早くても2年後になる見通し。

CANON による3Dプリンター市場参入は、大手ベンダーによる動きとしては昨年の HP 以来となり、市場地図を大きく刷新する可能性がある。



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