2015年10月5日月曜日

3Dプリントモデルで難病の7歳の小学生を救え

アイルランド・ウォーターフォード州発:アードモア市に住む7歳の小学生 Katie Parke ちゃんは、ガス交換を行う肺胞内にタンパク質が蓄積する肺胞蛋白症という難病に侵されている。Katie ちゃんのような症例は極めて稀で、女性で罹患しているのは世界で彼女も含めて3人だけだという。

Katie ちゃんは年に2回、ロンドン市のグレート・オーモンド・ストリート小児病院( GOSH )に通院して肺胞内を「清掃」する必要があるが、母親の Sharon さんは「この治療には肺組織の一部を切り取る必要があり、そのためこのような治療法は実施されたことがなかった」。

そこで主治医らは安全に施術するために、Katie ちゃんの気管の3Dプリントモデルを作成してシミュレーションを行うことに決め、Katie ちゃんの気管の CT スキャン画像を基に3Dプリンターで出力した。

デリー市のソーンヒルカレッジ女子校の教師と生徒達は Katie ちゃんの通う小学校を訪問し、3Dプリンターがどのように Katie ちゃんの気管モデルを出力するかを実際に披露して、Katie ちゃんのクラスメートにも説明した。

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