2014年6月15日日曜日

iPad アプリであっという間に作れる、子ども向け3Dプリンター「Printeer」

米国発:2012年に米国西海岸サンタバーバラに設立された3Dプリンター ベンチャー Mission Street Manufacturing は10日から Kickstarter 上で、同社の新型家庭用小型3Dプリンター「Pioneer」の資金調達キャンペーンを開始している。期間は1か月だが、ほぼ半分が経過した 15日時点で目標資金額5万米ドルの半分以上の 25,557ドルがすでに集まっている。

この「Pioneer」は専用の iPad アプリだけでだれでも簡単に小型オブジェクトを造形できる従来にないコンセプトの3Dプリンター。「地球上でもっともクリエイティヴな人々」、つまり子供たちをターゲットにした製品で、対象年齢層は小学生~高校生の子供たちだ。

高温部や可動部品から子供たちを保護するため、「Printeer」は全体がカバーで覆われたデザインを採用。クリアカバー仕様なので、プリント中の様子が眺められるようになっている。

素材は生分解性で毒性のない PLA 樹脂フィラメント( Φ=1.75mm )で、難しい3D CAD の知識も PC も不要。すべてが iPad アプリ経由のごく簡単な操作のみでプリントが可能だ。

外形寸法は幅 16x奥行9x高さ 12 インチ( 40.6x22.9x30.5 cm )、最大造形寸法6x4x5インチ( 15x10x12.5cm )、重量は 5.5 kg。電源以外はすべてワイヤレス( Wi-Fi 必須 )。台座部は取り外し式、高さは自動調整。3DCG は RepRap G-code 互換。

Mission Street Manufacturing では8月中に専用 iPad アプリを公開、一般向け出荷開始は10月頃の見通し。価格は Kickstarter 出資者の場合、1台当たり 549ドル以上出資すれば専用アプリとフィラメント1巻分のセットが入手できる。




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