2015年2月7日土曜日

子供たちの安全を再優先に考えた新型3Dプリンター「 BS Toy 」

ドイツ・ニュルンベルク発:FDM 方式の3Dプリンターはエクストルーダーノズル付近が 200 °C を超えるような高温になり、またプリンター内部には高速稼働する機構もあるため、ユーザーが子供の場合、取り扱いは特に細心の注意が必要になる。

ニュルンベルクでこのほど開催された国際玩具見本市「 Spielwarenmesse ( 会期:2015 年1月 27 日-2月1日 )」で、日本の3Dプリンターベンダー BONSAI LAB, Inc. は子供でも安全に取り扱える3Dプリンター「 BS Toy 」を発表した。

東京都港区南麻布に本拠を置く Bonsai Lab は 2013 年 12 月に設立された3Dプリンターのスタートアップ。「 BS Toy 」開発に当たり、フィラメントベンダー Polymakr LLC と組み、専用フィラメント「 LT80 」を共同開発した。このフィラメントは融点が 80 °C に設定されており、 180 °C 近辺まで加熱する必要がある従来の PLA 製品と比べはるかに低温で造形可能になっている( ABS フィラメントはさらに高温まで加熱する必要がある )。またこの専用フィラメントはアメリカ食品医薬品局( FDA )の安全認証も取得している。「 BS Toy 」の販売予定価格は現時点では未定だが、今年中の販売開始を目指しているという。

Bonsai Lab「 BS Toy 」の主な仕様:

本体外形:200 x 200 x 200 mm
本体重量:2kg
造形サイズ:130 x 125 x 100 mm
ノズル径:標準 0.4 mm、オプションで 0.2-0.5 mm も選択可能
フィラメント:LT80 フレキシブル フィラメント

参照元記事1
参照元記事2