2015年2月21日土曜日

3Dプリント DIY ノートPC「 Pi-Top 」リメイク作業が進行中

英国発:3Dプリンタブル DIY ノートPC 組立キット「 Pi-Top 」開発チームは目下、機能面とデザインを大幅にリメイクした3代目の開発に取り組んでいる。

「 Pi-Top 」は Ryan Dunwoody、Jesse Lozano 氏ら英国各地の大学の現役学生によって設立されたスタートアップで、Raspberry Pi Model B+ベースで稼働し、廉価な材料のみで自作可能なノートPC の DIY を初めて実現させた。昨年暮れの Indiegogo 上の資金調達キャンペーンは目標額を上回る 173,676 USD を集めて話題になった。先代モデルも初代に比べれば筐体のスリム化が図られているが、開発中の最新モデルではさらに 30 % 薄型化されているという。これは市販キットに同梱される成形樹脂筐体ではなく、自ら3Dプリントで製作することを考えているユーザーにとってはプリント時間短縮につながる。

2番目の大きな改良はクリック機能内蔵大型タッチパッドの採用で、しかもクリックボタンを3Dプリンタブル筐体との一体式に変更した点だ。一般的なノートPC では薄いプラスチック板を筐体に後から取り付けるのに対し、筐体一体式ではクリック反応が一段と向上するという。

3つ目の変更点は、ユーザー自身のオリジナル プリント基板を追加できるようにガイドレール付きとしたことだ。オリジナル基板を作成したいユーザーは基板サイズおよび通信方式について、 Pi-Top のオープンソースデザイン仕様に準規する必要がある。

最新の「 Pi-Top 」DIY キットは5月以降、一般販売される予定。販売価格は Raspberry Pi 基板付きモデルが 299 USD、基板なしモデルが 264.99 USD。

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