2015年12月21日月曜日

本物そっくりな3Dプリント製「 BB-8 」等身大レプリカが登場

英国発:現在公開中の「スター・ウォーズ[ SW ]」シリーズ最新作「フォースの覚醒」に登場する新ドロイド「 BB-8 」は、「 BB-8 Builders Club 」など愛好家達がレプリカ製作に励んでいるが、XRobots 代表 James Bruton 氏は自身が3Dプリント出力したパーツを組み上げて自作した等身大「 BB-8 」レプリカモデルの製作過程などを動画サイトにて公開している。

Bruton 氏の「 BB-8 」は、初号機に改良を施した2代目となる。「 BB-8 Builders Club 」有志が自作したような2輪ホイールで「ハムスターボール」を動かす方式ではなく、「この BB-8 の基本構造は一方向にのみ動く単軸ハブレスホイールと、本体を回転させるフライホイールと平衡装置を組み合わせたもの」。同氏は「 BB-8 」本体部を構成する 16 のパーツを「 Ninjaflex 」等も使用して「 LulzBot TAZ 3D printer 」で出力した。プリント作業は各パーツ当たり 2 時間半ほどかかったという。

この本体の上に、反対極同士を上向きに設置した一対のマグネットを介して頭部が搭載されている。本体内に格納されたドライブユニットには Bluetooth シールド付き Arduino Uno Adafruit BNO055 アブソリュート方位センサー、L298 モータードライバー、MD03 モータードライバー等を使用している。

Bruton 氏は「 BB-8 」以前にも、「アイアンマン」のハルクバスターアーマーや、SW シリーズではお馴染みのドロイド「 R2-D2 」の等身大レプリカも製作している。同氏は、製作過程動画を気に入ってもらえればとても嬉しいと述べ、本物そっくりの出来栄えに、「これは CG 合成画像ではないのかという問い合わせが2件ほど来たことがあった」。

Bruton 氏は更なる改良を目指して3代目製作に取り組むとしている。過去のプロジェクト作品と同様に、同氏は全ソースコードおよび 3D CAD ファイルを無償公開する方針だ。また同氏はこのような3Dプリントアイテム製作を継続するため、Patreon.com 上でカンパも募っている。



付記:「 BB-8 」縮尺モデルとしては、The Walt Disney Company 公認 Bluetooth / 音声制御型ドロイドモデルが Sphero から既に販売されている。

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