2015年4月25日土曜日

手持ちの FDM 3Dプリンターをフードプリンターに変える「 Bocusini 」

ドイツ・バイエルン州発:サーモプラスチックの代わりに「食材」を出力するフードプリンターは既に何機種か市場に出回っているが、利便性となると疑問符がつく。割高な上、単に食品を作るというだけの目的で、わざわざフードプリンターを購入するだろうか? 

フライジングに本拠を置くスタートアップ Print2Taste は、「 Bocusini 」というソリューションを提案する。これは既存の FDM 3Dプリンターをフードプリンターへと早変わりさせるアドオン組込キット。一方で、スタンドアローン 3Dプリンターとしても提供予定だ。

アドオンとして提供されるフードカプセルは詰め替え可能で、マジパン、チョコレート、フルーツゼリーなどが予定されている。同社によれば、ユーザーは作りたいフレーバーのカプセルを手持ちの3Dプリンターにセットした後、スマートフォンやタブレットで専用アプリを起動してデザインし、そのデザインデータを WiFi 経由でプリンターに送信するだけの簡単操作で済むとしている。対応機種は現時点では「 Printrbot simple 」、「 Ultimaker 2  」、「 Printrbot Metal 」で、順次増やしてゆくという。

同社は5月 12 日以降、Kickstarter 上で「 Bocusini 」資金調達キャンペーンを開始する予定。現時点ではまだ価格等の詳細は不明だが、キャンペーン開始時点で明らかになるだろう。



参照元記事1
参照元記事2